【ノートルダム大聖堂とサクレクール寺院】新旧のパリの教会トップランナー

どちらに向かう

パリのノートルダム大聖堂の最寄りのメトロ駅は「Cité」駅です。これはメトロ4号線に位置しています。
また、少し歩くと「Saint-Michel」駅(メトロ4号線およびRER B線)や「Hôtel de Ville」駅(メトロ1号線および11号線)も利用可能です。どちらもノートルダム大聖堂から徒歩圏内にあります。

パリのサクレクール寺院の最寄りのメトロ駅は「Anvers」駅です。これはメトロ2号線に位置しています。この駅から徒歩でサクレクール寺院のふもとまで行くことができます。
また、「Abbesses」駅(メトロ12号線)も近くにあり、こちらも利用可能です。いずれの駅からもモンマルトルの丘を登る必要がありますが、楽しい散策になるでしょう。

パリのキリスト教会のトップランナーとして走り続けている両者はどう歩んできて、これからどうして、そしてどういう未来を見せてくれるのだろうか。

それぞれの歴史

ノートルダム大聖堂は、1163年に建設が始まり、1345年に完成しました。フランス・ゴシック様式の代表的な建築物として知られています。


この大聖堂は、キリスト教の歴史やフランスの文化において重要な位置を占めています。ノートルダム大聖堂は、フランス革命や第二次世界大戦など、数々の歴史的な出来事に関連しています。
2019年には、大規模な火災が発生し、大聖堂の一部が損傷しましたが、その後の復旧作業が進行中です。

<クレーン姿が、痛々しい>

一方、サクレクール寺院は、1877年に着工しました。この寺院は、フランスの勝利を祝うために建設され、フランス・プロイセン戦争での勝利に感謝するために捧げられる予定でした。
しかし、実際建設は40年の歳月をかけ、1914年に完成したものの、礼拝のために開放されたのは第一次世界大戦の終わり、1919年のことであった故に、
この寺院は皮肉にも普仏戦争以来のドイツに対する復讐の象徴として多くのフランス人から捉えられた。
しかし今では、モンマルトルの丘の頂上に位置し、白いドームが特徴的で、観光名所として知られており、パリの風景を彩る重要な建造物の一つです。

ノートルダム大聖堂は、パリで一番古い教会の一つとされ、またその堂々たる姿でずっと全ての面で一番という風格を漂わせています。
それに対してサクレクール寺院は、パリの10指に入る教会の中でも最も新しく、すがすがしい白さと相まって若々しさを感じさせます。

それぞれの建築物としての特徴

ノートルダム大聖堂は、フランス・ゴシック様式の代表的な建築物として知られその重厚さは格別です。
その大きさは、全長128m、幅48m、高さ91m、内部の身廊の天井高32.50mと、それまでにない壮大なスケールの大聖堂となっています。
尖ったアーチやバラ窓、装飾的な彫刻など、ゴシック様式の特徴が全て見られます。
特に有名なのが、ノートルダム大聖堂の西正面にある彫刻です。キリスト教の聖書や聖人たちの物語が緻密に彫り込まれています。


大聖堂には、南塔と北塔があります。これらの塔は高さと美しさで知られており、パリの街並みからも一段と目立つ存在です。

これに対し、サクレクール寺院は、明るく若々しい特徴があります。
その最も顕著な特徴は、白いドームです。このドームは、モンマルトルの丘の頂上にそびえ立ち、遠くからでも目立ちます。
サクレクール寺院は、ロマネスク=ビザンチン様式で建てられています。そのため、若々しさの中に、古風で荘厳な雰囲気を持っています。


またサクレクール寺院のドームに登ると、パリ市内の素晴らしいパノラマが広がります。特に夜景は有名で、ロマンチックな雰囲気を楽しむことができます。

建物的には、ノートルダム大聖堂は、パリで一番大きな聖堂であり、ゴシック様式の典型としてその重厚さは抜きんでています。
これに対し、サクレクール寺院は、白くていかにも若さにあふれているイメージがあります。
しかし、パリで一番高いモンマルトルの丘の上からパリ市内を暖かく見守っていて、その建築様式からも古風で荘厳な雰囲気も併せ持っています。

それぞれを支持する要素、人

どちらも絶大な支持をされていますが、  

ノートルダム大聖堂はカトリック教会の重要な聖地であり、多くの宗教的な信者やカトリック教徒から支持を受けています。礼拝やミサ、宗教的行事に参加する人々が大聖堂を訪れます。 また、ノートルダム大聖堂はフランスの歴史や文化遺産の象徴であり、歴史や文化に興味を持つ人々からも支持を受けています。建築や彫刻、美術に関心を持つ人々が、その美しさや歴史的な重要性を楽しむために訪れます。 そして、 パリを訪れる観光客の多くが行かなければいけない場所として、ノートルダム大聖堂を訪れます。世界中からの観光客がその壮大な建築や歴史的な背景に魅了され、訪れる理由の一つとなっています。

それに対し、サクレクール寺院もカトリック教会に関連した建築物であり、宗教的な信者からの支持を受けています。礼拝や宗教的行事に参加する人々が寺院を訪れます。 また、サクレクール寺院はフランスの勝利を祝うために建設された建築物であり、強くフランスへの愛国心を持つ人々から支持を受けています。フランスの歴史的な勝利や国民統合を象徴する建築物として、誇りを持つ人々が訪れます。 また、パリを訪れる観光客の中には、サクレクール寺院を訪れる人も多くいます。モンマルトルの丘の景色を楽しむために訪れる観光客や、パリの歴史や文化に興味を持つ人々,特にピカソをはじめとした美術の改革に取り組んだ人が過ごした場所モンマルトルを訪れた人々も、サクレクール寺院を訪れます。 これらの建造物は、宗教的な意味合いや歴史的な背景、美的な魅力など、さまざまな要因によって支持を集めています。

ノートルダム大聖堂はパリの起源の時からの中心のシテ島に位置して、そしてキリスト教界の中心に位置し続けている。絶対に揺るがないトップランナーとして走り続けてきたので、パリの多くの人々が支持を続けています。 それに対し、サクレクール寺院はキリスト教界の世界だけでなく、またパリの人だけでなく、パリを愛する人、パリの文化を愛する人々から支持を得ている。

今後それぞれ異なる方向に向かう可能性

ノートルダム大聖堂はパリの偉大な歴史の象徴としてますます深化を遂げていくであろう。

・2019年に発生した大規模な火災により、ノートルダム大聖堂の一部が損傷しました。現在、修復と再建のプロセスが進行中であり、これによって大聖堂はより強化され、より美しく復元されるでしょう。修復が完了すると、大聖堂は再び観光客や信者の中心となることが期待されます。

・火災後、ノートルダム大聖堂の管理や保護に関する議論が活発化しました。将来的には、より持続可能な方法で大聖堂を管理し、その貴重な歴史や文化遺産を守るための取り組みが強化されるでしょう。

サクレクール寺院はパリを代表する文化の殿堂として、そして観光地としてのますますの発展を遂げていくであろう。

・サクレクール寺院は、パリの有名な観光地の一つとして多くの人々に親しまれています。将来的には、観光地としての役割がさらに強化され、訪れる観光客の数が増加する可能性があります。これにより、周辺地域の経済的な活性化が促進されるでしょう。

<モンマルトルの芸術家広場>

・今後は、歴史的な建造物としてだけでなく、文化イベントや展示の会場としても活用される可能性があります。将来的には、様々な文化的なプログラムや展示が開催され、地域コミュニティや観光客に向けて魅力的な体験が提供されることを期待します。

これらの施策や取り組みによって、ノートルダム大聖堂とサクレクール寺院は、それぞれの役割や価値を強化し鳥の両翼のように連携して、より広範な観光客や信者に愛される場所となるでしょう。

プロフィール
ツネジイ
ツネジイ

出身地は、東京ラブストーリーのカンチと同じ愛媛県。自動車会社でサラリーマンをやってました。趣味はサッカーと旅行です。旅行は、現地情報等徹底的に調べてから行きます。調べるのも趣味。見ている方に、行った気持になっていただければと思って書いています。

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