パレ・ド・トーキョへのアクセスには、メトロ9号線の「アルマ・マルソー(Alma-Marceau)」駅が最適です。この駅からパレ・ドゥ・トーキョまでは徒歩約5分で到着します。
またメトロ9号線の「イエナ(Iéna)」駅も同様です。この駅からもパレ・ドゥ・トーキョまでは徒歩約5分で到着します。
パレ・ド・トーキョがパリオリンピックのマラソンコースに選ばれています。その場で、またはテレビで選手を応援しましょう。
概要
セーヌ川に面した建物全体もパレ・ド・トーキョーと呼ばれる。
東翼には「パリ市立近代美術館」が入居し、西翼は現代美術の展覧会を企画するギャラリー「パレ・ド・トーキョー / 現代創造サイト」が入居する。
展示は、現代美術、コンテンポラリー・アートが中心であり、絵画・彫刻・インスタレーション・デザイン・ファッション・ビデオアート・映画・文学・コンテンポラリー・ダンスなどの展示・上演が行われている。
歴史と名前の由来
パレ・ド・トーキョは、1937年のパリ万国博覧会のために建設されました。名前の由来は、パリ16区の通り「アヴェニュー・ド・トーキョ」(Avenue de Tokyo)から来ています。
東京通りはパリ解放後の1945年2月26日に、第二次世界大戦の敵国となった日本にちなんだ名称から友邦アメリカ合衆国にちなんだ「ニューヨーク通り」(Avenue de New-York) に改名されたが、建物の通称はそのまま残った。
1961年には東翼に、プティ・パレ(パリ市立美術館)からのコレクションも合わせてパリ市立近代美術館が開館したが、1977年にポンピドゥー・センターに国立近代美術館が移転すると西翼は遊休施設となり、臨時の美術展会場として使用された。
1999年、パレ・ドー・トーキョー西翼に、現在進行中のフランスや世界の現代美術シーンを紹介するための現代美術センターを設立することを決定した。
2002年1月22日に「パレ・ドー・トーキョー現代美術サイト」が開館し、現在は複数の展示室で様々な展覧会を開催している
特徴と建物
パレ・ド・トーキョの建物は、アール・デコ様式の特徴を持つモダニズム建築です。
総面積は約22,000平方メートルに及び、内部は広々とした展示スペースと高い天井を持ち、さまざまな現代アートの展示に対応できるよう設計されています。
建物の外観は対称的で、中央の大階段が特徴です。また、外壁には彫刻が施されており、美しい装飾が目を引きます。
噴水を中央に二つの棟が対称に並ぶ形状であり、ガラスの天井からは外光が差し込む明るい展示室を備え、有名な彫刻家らによるブロンズ像やレリーフで飾られている。
エッフェル塔から見下ろしたパレ・ド・トーキョー(左上)。その左側(西翼)が「パレ・ド・トーキョー / 現代創造サイト」、右側(東翼)がパリ市立近代美術館
現在の主な催し物
パレ・ド・トーキョは、現代アートの展示会、インスタレーション、パフォーマンスアートなど、多岐にわたる催し物を開催しています。世界中のアーティストによる前衛的な作品が紹介され、常に新しい展示が行われています。
また、ワークショップやレクチャーも頻繁に開催されており、アートに関心のある人々にとって魅力的なスポットです。
現在は、年に20万人以上の観客を集め、パリおよびヨーロッパの先端的な美術の中心となっている。恒久所蔵作品を持たず、「コレクションを持たない現代美術館としてはヨーロッパ最大」と称される。
近くにある観光スポット
パリ市立近代美術館:1937年に開館したパリ市立の美術館で、20世紀から21世紀の近代美術作品を中心に展示しています。美術館は、特にモダンアートと現代アートのコレクションが豊富で、パリの美術愛好者にとっては見逃せない場所です。場所的には、パレ・ド・トーキョと東翼、西翼をなしています。
エッフェル塔: パレ・ドゥ・トーキョから徒歩約10分の場所にあり、パリの象徴ともいえる観光名所です。塔の頂上からはパリの全景を一望できます。
トロカデロ広場: エッフェル塔の絶好の写真スポットとして知られており、美しい噴水と庭園があります。ここからはエッフェル塔を背景に素晴らしい写真が撮れます。
凱旋門: シャンゼリゼ大通りの西端に位置しており、ナポレオンの軍事的勝利を記念するために建てられました。展望台からはパリの美しい景色を眺めることができます。
シャンゼリゼ通り: 世界的に有名な通りで、高級ブランドショップやカフェ、シアターなどが並んでいます。パレ・ドゥ・トーキョからも近く、ショッピングや食事が楽しめます。