【マルモッタン・モネ美術館】印象派の印象という言葉のもとになった作品がある美術館

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マルモッタン・モネ美術館 (Musée Marmottan Monet) に行くには、パリのメトロ 9 号線の「La Muette」駅が最も便利です。駅からは徒歩約10分で美術館に到着します。また、RER C 線の「Boulainvilliers」駅も近く、徒歩約15分の距離です。

マルモッタン・モネ美術館が出来た経緯

マルモッタン・モネ美術館の歴史は、19世紀末にさかのぼります。美術館の建物はもともとポール・マルモッタンによって狩猟館として使用されていました。
1932年、ポール・マルモッタンの息子であるジュール・マルモッタンが建物とそのコレクションをフランス美術協会に寄贈しました。
その後、美術館は数々の重要な寄贈を受け、特にクロード・モネの息子、ミシェル・モネからの寄贈が大きな影響を与えました。これにより、美術館はモネの作品を中心とした印象派の名作を多数収蔵することとなりました。

マルモッタン・モネ美術館は、作品数、内容によるパリの10大美術館の一つとされている。

美術館に展示されている作品、その他展示物

マルモッタン・モネ美術館は、世界で最も多くのクロード・モネの作品を所蔵しています。
代表的な作品としては、「印象・日の出 (Impression, Sunrise)」や、「睡蓮 (Water Lilies)」シリーズ、「ルーアン大聖堂 (Rouen Cathedral)」シリーズなどがあります。
また、モネの他にも、エドゥアール・マネ、エドガー・ドガ、バーティ・モリゾなどの印象派の巨匠たちの作品も展示されています。

<印象派の語源になった「印象・日の出」

さらに、美術館はポール・マルモッタン自身のコレクションであるナポレオン時代の家具や装飾品、ルネサンス期の絵画なども展示しています。

美術館の様子、雰囲気

マルモッタン・モネ美術館は、パリの16区に位置し、閑静な住宅街にあります。建物自体は美しい19世紀の邸宅で、内部は豪華でありながらも落ち着いた雰囲気を持っています。
各展示室はテーマ別に分かれており、特にモネの作品が展示されている地下のギャラリーは、自然光が差し込む美しい空間です。訪れる人々は、静かに絵画を鑑賞しながら、印象派の世界に浸ることができます。

モネの生涯

クロード・モネ (Claude Monet) は、1840年11月14日にパリで生まれました。彼はフランスの印象派を代表する画家であり、そのキャリアの中で多くの革新的な作品を生み出しました。


彼の作品は、光と色彩の研究に基づいており、特に屋外での絵画制作を重視しました。モネの代表作には、「印象・日の出」、「睡蓮」シリーズ、「ルーアン大聖堂」シリーズなどがあります。

<モネのスイレンですが、オルセーでの撮影です>

<ルーアン大聖堂>


モネはまた、ジヴェルニーの庭園で多くの作品を制作し、その美しい庭園は現在も観光名所となっています。モネは1926年12月5日にジヴェルニーで亡くなりましたが、その作品と影響は今日でも広く評価されています。

<ジヴェルニーの庭園>

クリュニー中世美術館はいかがでしたか。パリの美術館をまとめた「パリの美術館」がありますので、是非ご覧になって下さい。

マルモッタン・モネ美術館のそばにある観光スポット

ブローニュの森 (Bois de Boulogne):広大な公園で、散策やボート遊びが楽しめます。

エッフェル塔:トロカデロ庭園の向かい側にそびえ立つエッフェル塔は、パリを代表する観光名所の一つです。展望台からの眺めは絶景で、必見です。

トロカデロ庭園 (Jardins du Trocadéro):徒歩圏内にあり、訪問者にとっては「エッフェル(トウ)」の絶好のフォトスポットです。

さらに、16区には高級住宅街や洒落たカフェ、レストランが多くあり、パリの洗練された雰囲気を満喫できます。

プロフィール
ツネジイ
ツネジイ

出身地は、東京ラブストーリーのカンチと同じ愛媛県。自動車会社でサラリーマンをやってました。趣味はサッカーと旅行です。旅行は、現地情報等徹底的に調べてから行きます。調べるのも趣味。見ている方に、行った気持になっていただければと思って書いています。

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