オルセー美術館を歩く|駅舎から始まる、パリで一番好きになった場所 

美術館等

パリで訪れた場所の中で、「また行きたい」と強く思ったのがオルセー美術館でした。

ルーヴルのような圧倒的スケールとは少し違います。ここは、歩きながら少しずつ作品との距離が縮まっていく美術館でした。

オルセーは、もともと駅だった建物を改装して作られています。

パリ旅行をこれから計画される方は、
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中へ入ると、

まず天井の高さに圧倒されました。駅舎だった面影を残す巨大な空間に自然光が入り込み、「ここに昔は列車が走っていたのか」と考えるだけで少し気持ちが高まります。

展示を歩き始めると、教科書で見慣れた作品たちが次々と現れます。

最初に足を止めたのは、

ミレーの《落穂ひろい》でした。

実物は驚くほど静かな絵です。派手さはありません。三人の女性がただ黙々と落ち穂を拾っているだけなのに、不思議と目が離せませんでした。華やかな作品が並ぶ中で、この絵の前だけ空気が少し遅く流れているように感じました。

モネのひなげしも、

印象に残っています。

写真や画集では何度も見ていたはずなのに、実物の前ではまったく違いました。草が揺れ、風が抜け、遠くの空気まで動いているように見えます。しばらく見ていると、絵を見ているというより、その風景の中に立っている感覚になりました。

そして、多くの人が、

立ち止まっていたのがゴッホです。

《オーヴェルの教会》は、

写真で見る以上に圧倒されました。建物は歪み、線は揺れているのに、不思議と崩れそうには見えません。むしろ強い感情がそのまま画面に押し込められているようで、近くで見るほど迫力が増していきます。

一方、《ローヌ川の星月夜》の前では、

少し空気が変わりました。

こちらは静かです。夜の冷たさや川辺の湿った空気まで想像できて、同じ画家なのに、こんなにも違う世界を描けるのかと思いながら見ていました。個人的には、ゴッホ作品の中でもかなり好きな一枚になりました。

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カフェーへ

歩き疲れた頃、途中のカフェで少し休憩しました。

大きな時計越しにパリの街を眺めていると、「美術館を見ている」というより、建物そのものを体験している気分になります。この休憩時間も含めて、オルセーの魅力なのだと思います。

オルセーで感じたのは、

「全部を見なくてもいい」ということでした。

気になった作品の前で立ち止まる。疲れたら休む。そういう歩き方の方が、この美術館はきっと楽しい。

美術館を出た後で、

セーヌ川沿いを歩きながら振り返ると、名画を見た記憶よりも、「良い時間を過ごしたな」という感覚の方が強く残っていました。

もしパリ旅行でどの美術館へ行くか迷っているなら、私は迷わずここを勧めます。

オルセー美術館は、作品を見る場所というより、パリの空気そのものを味わう場所でした。

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プロフィール
ツネジイ
ツネジイ

はじめまして、70代男性です。
仕事を終えたのを機に、憧れだった夫婦のパリ旅行を実現しました。

出発まで1年かけて図書館で徹底的に調べ、実際に現地を2週間強体験。
その中で感じたのは、事前準備をすればパリは大人世代でも安心して楽しめるということでした。

このブログでは、

・初パリの夫婦旅・一人旅でも安心できる情報
・70代目線での注意点や移動のコツ
・実体験に基づくリアルなアドバイス

をお伝えしています。

これからパリを訪れる方の、不安を減らし、旅をより充実させるお手伝いができれば嬉しいです。

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