パリのクリニャンクール蚤の市(Marché aux Puces de Saint-Ouen)の最寄りのメトロ駅は「Porte de Clignancourt」駅です。これはメトロ4号線に位置しています。この駅から蚤の市までは徒歩でアクセスできます。
パリのヴァンヴ蚤の市の最寄り駅は、ポルト・ド・ヴァンヴ駅(Porte de Vanves)です。これはメトロ13号線の駅で、蚤の市まで徒歩で約5分です。
モントルイユの蚤の市へ行くには、パリメトロ9号線のPorte de Montreuil(ポルト・ド・モントルイユ)駅が最寄りの駅です。この駅から市場までは徒歩でアクセスできます。
パリには3つの大きな蚤の市
パリ市内には大小合わせて数十の蚤の市が存在しますが、、代表的で、かつ対照的な三つの蚤の市を紹介します。
通称「クリニャンクールの蚤の市」
サン・トゥアン蚤の市 (Marché aux Puces Saint-Ouen): 通称「クリニャンクールの蚤の市」とも呼ばれ、パリで最も有名な蚤の市の一つです。アンティークやヴィンテージの商品が豊富に揃っており、美術品や古着、家具、アクセサリーなどさまざまなアイテムが販売されています。市場は数十の異なるエリアに分かれており、探索が楽しいです。
特徴としては、専門店、またはそれに近い常設の店舗が多いです。
顧客としては、市民よりも観光客のほうが圧倒的に多い感じです。
通称「ヴァンブーの蚤の市」
ポール・ベルヴォワール蚤の市 (Marché aux Puces de la Porte de Vanves): こちらも人気のある蚤の市で、週末に開催されます。小さな店や屋台が立ち並び、古い本やアンティークの食器、アートなどが販売されています。
規模はサン・オネスト蚤の市に比べれば小さいですが、リラックスした雰囲気で訪れることができます。
特徴としてはフリーマーケットに近い形態で、週末に店舗が設置されて開かれる感じで、品物も昨日までパリの家庭で使っていたちょっとした高級品、飾っていたものが出品されるという感じです。
市民が出している市場は、規模は小さいかもしれませんが、その中にはユニークで興味深いアイテムが隠れていることがあります。地元の市場は、本物のパリの生活や文化を体験する良い機会となります。
掘り出し物を探し出すということではなく、パリの家庭生活の一部を買って、日本に帰って、ちょっとパリらしい暮らしをしてみるということが出来ればいいのかなと思います。
例えば、部屋の飾り物とか、食器を買って帰って、実際に飾るとか、使ってみて、我が家も少しパリらしくなったなと感じれば、良いのかなと思います。
モントルイユの蚤の市
モントルイユの蚤の市(Marché aux Puces de Montreuil)は、パリの東に位置するモントルイユ地区で開催される有名なフリーマーケットです。 主な販売品は、ヴィンテージ古着、アクセサリー、アンティーク家具などと、生活雑貨が多いようです。 蚤の市と言いながら生活雑貨(新品)が多いので、観光客も来ていますが地元の方がメインのようです。 他の2つの蚤の市と比較すると、ヴィンテージ古着、アクセサリー愛好家以外の観光客が行く要素は低いと感じます。
パリの蚤の市について
これらの蚤の市は、パリの歴史や文化を感じながら、ユニークで個性的な商品を見つける場所として観光客に人気です。ただし、開催日や時間は変更されることがあるため、訪れる前に最新の情報を確認することをお勧めします。
また、この有名な蚤の市以外に、週末に各地で開かれる小規模の蚤の市もあります。土日に何回かあちらこちらで開いている蚤の市に出くわしました。
サン・トゥアン蚤の市(通称クリニャンクール蚤の市)の詳細について
メトロ駅の「Porte de Clignancourt」駅から蚤の市に向かう途中の大広場に屋台が立ち並び、革製品や怪しげな民族物産を売っているが、そこは蚤の市ではありません。
パリの蚤の市で最も有名な場所は、「サン・トゥアン蚤の市」(Marché aux Puces de Saint-Ouen)です。この蚤の市はクリニャンクール地区に位置しており、歴史的で多様な品揃えが特徴です。以下は、サン・トゥアン蚤の市で有名な場所や市場の一部です。
クリニャンクール市場(Marché Clignancourt):この市場はサン・トゥアン蚤の市の中で最大かつ最も有名な市場です。アンティークやヴィンテージの商品、古書、家具、アートなどが取引されています。さまざまなスタイルや時代の品物が見つかることで知られています。
ポール・ベルヴォワ広場(Place Paul Bert):クリニャンクール市場内にあるポール・ベルヴォワ広場は、アンティーク家具やアートに特化した市場として知られています。高品質かつ希少なアイテムが見つかることで人気があります。
マルシェ・ダ・ロサール(Marché Dauphine):サン・トゥアン蚤の市の一部として、マルシェ・ダ・ロサールは多岐にわたる商品が揃う市場です。アンティークからヴィンテージ、ブロカント(古物商)の店が並びます。
マルシェ・デ・オランジェリー(Marché des Orfèvres):こちらもサン・トゥアン蚤の市に属し、アンティークやアクセサリーに焦点を当てた市場です。ジュエリーや装飾品、小さな宝石が並びます。
これらの市場は、アンティークやヴィンテージ愛好家にとっては掘り出し物が見つかる場所として広く知られています。パリを訪れる際には、サン・トゥアン蚤の市で時間を過ごすことが、ユニークなショッピング体験となるでしょう。
この蚤の市は、治安が良くないといわれる北部にあるので、安全に対する十分な配慮が必要と思います。特に、派手な服装や高価な装飾品を身につけることは控えましょう。
パリの蚤の市の歴史
パリの蚤の市(marché aux puces)は、非常に古い歴史を持っています。この蚤という言葉自体が、物々しいものや使われた品物を指す一般的な表現として使われるようになり、その後、市場や広場で開催される古物市場を指す言葉として定着しました。
パリの古物商は、最初パリの城壁の側で仕事を始めたので、今でも蚤の市はその城壁の場所に近い場所が多いようです。(パリの城壁は今のパリ市の境界線となり、また環状の高速道路となっています)
パリの蚤の市の歴史の初期には、市場が市内のさまざまな場所で散発的に開催されていました。しかし、1885年にクリニャンクール地区にある「Clignancourtの蚤の市」が設立され、これがパリで最も有名で大規模な蚤の市となりました。この市場はしばしば「サン・トゥアン蚤の市」(Marché aux Puces de Saint-Ouen)として知られています。
パリの蚤の市を回るときの注意点
パリの蚤の市を訪れる際には、いくつかの注意点があります。これらのアドバイスは、安全性や快適な体験を確保するために役立ちます。
財布や貴重品の保護:混雑した市場では、財布や貴重品に気をつける必要があります。できれば、身の回りのものを保護するために防犯ポーチやベルトを使用すると良いでしょう。
交渉力を発揮:蚤の市では価格交渉が一般的です。値段が提示されたら、遠慮せずに交渉してみましょう。ただし、相場を知っていることが重要です。
言葉に自信がない場合は、必ずメモ用紙と筆記具を交渉用に持参しましょう。
品物の品質を確認:購買する前に商品をよく調べ、品質を確認しましょう。アンティークやヴィンテージ商品は、本物であるかどうかを確認することが重要です。
現金を持参:一部の小売業者はクレジットカードを受け付けていないことがありますので、現金を持参することをおすすめします。
時間帯を考慮:蚤の市のオープンやクローズの時間を確認しましょう。早い時間に行くことで、混雑を避けることができるかもしれません。
天候を確認:屋外で行われる蚤の市の場合、天候に備えて適切な服装や傘を持参すると良いでしょう。
地元の文化を尊重:地元の文化や慣習を尊重しましょう。写真を撮る際は、周りの人々のプライバシーに気をつけるようにしましょう。
クリニャンクール蚤の市はカメラは持っていきましたが、周りの様子を確認するのに精いっぱいで、結局写真は1枚も撮れませんでした。