【パリの贖罪教会】マリー・アントワネットが埋葬されていた悲劇を実感

贖罪教会 教会等

贖罪教会(Chapelle expiatoire)への最寄り駅は、メトロ9号線の「サントーギュスタン駅」(Saint-Augustin)が一番近いです。
その他にも、パリメトロ9号線の「サン・ラザール駅」(Saint-Lazare)があります。駅からは徒歩で約5分程度の距離にあります。
他にもメトロ12号線の「マドレーヌ駅」(Madeleine)も近く、こちらからも徒歩圏内です。

パリには数多くの観光スポットがありますが、特に歴史的な価値が高く、静かな雰囲気を持つ場所が「贖罪教会」(Chapelle expiatoire)です。

この教会の歴史

贖罪教会は1826年にルイ18世の命により建設されました。この教会は、フランス革命中に処刑されたルイ16世とマリー・アントワネットを追悼するためのもので、彼らが一時的に埋葬されていた場所に建てられました。

建築家ピエール・フランソワ・レオナール・フォンテーヌによって設計されたこの教会は、新古典主義建築の特徴を持ち、白い石造りの外観が印象的です。
内部には、ルイ16世とマリー・アントワネットの彫像が安置されており、その静謐な雰囲気が訪れる者の心を打ちます。

<マリー・アントワネット>

歴史の中で印象深いエピソード

贖罪教会の歴史の中で特に印象深いエピソードは、やはりその建設の背景にあるルイ16世とマリー・アントワネットの処刑です。
フランス革命によって王制が崩壊し、多くの貴族や王族が命を落としました。
ルイ16世とマリー・アントワネットもその犠牲となり、その後の混乱の中で一時的に現在の贖罪教会の場所に埋葬されました。

<ルイ16世>

彼らの遺体は後にサン・ドニ大聖堂に移されましたが、その跡地に建てられた贖罪教会は、二人の悲劇的な最期とその後のフランスの歴史を物語る場所となっています。

現状の様子

現在、贖罪教会は一般公開されており、歴史愛好家や観光客が訪れる場所となっています。
教会内では、ルイ16世とマリー・アントワネットの彫像や記念碑を見学することができ、フランス革命の歴史に思いを馳せることができます。
また、教会周辺の静かな庭園も散策に適しており、都会の喧騒から離れて静かな時間を過ごすことができます。

礼拝堂の左右にあるのは、ルイ16世を守って戦い、亡くなった王の兵隊=スイス衛兵を記念する慰霊碑。

周辺の訪れるべき観光スポット

贖罪教会の周辺には、他にも多くの魅力的な観光スポットがあります。以下にいくつかご紹介します。

サン・ラザール駅周辺::大型デパートやショッピング街があり、買い物や食事を楽しむことができます。

<サン・ラザール駅>

マドレーヌ寺院::古代ギリシャ風の壮麗な建築が特徴で、内部の装飾も見応えがあります。

オペラ座(パレ・ガルニエ):19世紀に建設された豪華なオペラハウスで、ガイドツアーも人気です。

シャンゼリゼ通り::パリを代表する大通りで、贅沢なショッピングやカフェ巡りが楽しめます。

パリの贖罪教会は、その静謐な雰囲気と深い歴史に触れることができる特別な場所です。是非、訪れてみてはいかがでしょうか。

プロフィール
ツネジイ
ツネジイ

出身地は、東京ラブストーリーのカンチと同じ愛媛県。自動車会社でサラリーマンをやってました。趣味はサッカーと旅行です。旅行は、現地情報等徹底的に調べてから行きます。調べるのも趣味。見ている方に、行った気持になっていただければと思って書いています。

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