【サクレクール寺院】歴史的背景と映画アメリと治安状況~行かない理由はない

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パリのサクレクール寺院の最寄りのメトロ駅は「Anvers」駅です。これはメトロ2号線に位置しています。この駅から徒歩でサクレクール寺院のふもとまで行くことができます。 また、「Abbesses」駅(メトロ12号線)も近くにあり、こちらも利用可能です。いずれの駅からもモンマルトルの丘を登る必要がありますが、楽しい散策になるでしょう。

サクレクール寺院の古くて素晴らしいパノラマの歴史は

 サクレクール寺院は、1870年から1873年にかけての普仏戦争の後、フランスの救済と感謝のしるしとして建設されました。 またモンマルトルの丘は、パリ市内でもっとも高い場所に位置しており、そこからは素晴らしいパノラマが望めるため、建設場所として選ばれました。 この寺院は、フランスの歴史的な建造物に触発された独自のデザインが特徴です。

 1875年に建設が始まり、1914年に完成しました。工事が長期間にわたって行われた主な理由は、寺院の大規模な構造に起因しています。 サクレクール寺院は、パリの象徴的な建造物の一つとして、歴史的な重要性と美的価値を持っています。

サクレクール寺院の特筆すべき特徴は

サクレクール寺院は、その特異な建築様式や位置など、いくつかの特徴的な要素を持っています。 このサクレクール寺院の最も顕著な特徴は、真っ白なドームです。 特別な防水処理を施した石灰岩で作られており、日光に当たると非常に鮮やかに輝きます。 この白いドームが、パリの他の建築物とは異なる印象を与えています。

<白亜のドーム>

サクレクール寺院は、ゴシック様式の伝統から一線を画し、ロマネスク=ビザンティン様式を採用しています。 これは、古代ローマやビザンティン帝国の建築様式にインスパイアを受けたものであり、特に丸いアーチやドームが特徴です。

寺院の内部には、多彩で美しいモザイクやステンドグラスが広がっています。 これらの装飾は、聖書のエピソードやキリスト教のシンボルを描いており、信仰と美術の融合が感じられます。

またバシリカの内部には、壮大なモザイクやステンドグラスがあり、宗教的なアートが豊富に展示されています。

サクレクール寺院は、パリの中心からやや離れたモンマルトルの丘の頂上に位置しています。ピカソを始めとした新しい芸術の中心地モンマルトル地区に、新しい教会として建立された意義を感じさせます。

そのため、寺院からの眺望は素晴らしく、パリ市内や遠くのランドマークを一望することができます。

この寺院は、景色の素晴らしい観光名所としても知られており、多くの観光客が訪れます。特に夕暮れ時には、夕陽の光に照らされて美しい光景を味わうことができます。

映画「アメリ」とサクレクール寺院との素敵な関係

アメリで一番この寺院が背景として取り上げられているシーンは、アメリが気になる男性ニノを呼び出すシーンです。 アメリがあちこちに手がかりを置いて、ニノをその方向に誘導していくシーンはスリルとユーモアを感じました。

そしてアメリが働いているカフェの近くには、この寺院があり、アメリはこの場所から寺院を眺め、その美しさに心を奪われます。寺院は彼女の日常の一部となっています。

アメリがモンマルトルの通りを歩くシーンでは、サクレクール寺院の周辺が美しい映像で描かれています。特に石畳の上でアメリが歩くシーンは印象的です。

また映画の中で、サクレクール寺院は夜にライトアップされるシーンがあります。この光景は幻想的で美しいものとして描かれています。

サクレクール寺院を夜景の美しい観光ポイント10に選びました。ぜひ美しい夜景をご覧になって下さい。

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サクレクール寺院の周辺の観光スポットは

テルトル広場:サクレクール寺院の近くに位置するアーティストスクエアは、多くのアーティストや画家が集まる場所です。 絵画や似顔絵を購入したり、アーティストの制作活動を見学したりできます。

モンマルトルの丘に広がるブドウ園は、パリ市内でも珍しいものの一つです。ワイン祭りなどが開催され、美しい景色とともにワインの試飲が楽しめます。

また有名な文学者や芸術家が眠るモンマルトル墓地も訪れる価値があります。エミール・ゾラやアレクサンドル・デュマなどの墓があります。 このようにサクレクール寺院の周りには、モンマルトルの観光スポットが集中しています。 モンマルトルという題で書いています。

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ムーラン・ルージュ:ムーラン・ルージュはその豪華なキャバレーショーで有名です。ダンス、音楽、演劇、アクロバットなど多彩なパフォーマンスが繰り広げられます。

パリ北駅 (Gare du Nord):ヨーロッパで最も利用者が多い駅の一つで、国際列車の主要なハブです。

観光における注意点と対策

現状の問題点

モンマルトルの丘、サクレ・クール寺院周辺は観光客が多く(基本的に地元の人でなく観光客をターゲットとする)、スリや詐欺のターゲットになりやすい場所です。特に、ミサンガの押し売りや、似顔絵描きを装った高額請求などの手口が報告されています。 

考えられる対策

貴重品の管理

貴重品は最小限に留め、バッグは前に抱えるなどして常に視界に入れるようにしましょう。特に、地下鉄や混雑した場所では注意が必要です。 

服装と持ち物

高価なアクセサリーやブランド品を目立たせないようにし、観光客と一目で分かるような格好は避けると良いでしょう。また、大きな買い物袋を持ち歩く際は特に注意が必要です。 

押し売りや詐欺への対処

ミサンガの押し売りや署名活動を装った詐欺には、毅然とした態度で断りましょう。腕を組むなどして、物理的に距離を保つことも効果的です。 

時間帯の工夫

朝早い時間帯は、スリや詐欺師が少ない傾向があります。観光地を訪れる際は、早朝の訪問を検討してみてください。 夜間は基本的に避けるべきです。

周囲の状況確認

周囲の状況に常に注意を払い、不審な人物や状況を察知したら、速やかにその場を離れるようにしましょう。また、道に迷った際は、スマートフォンの地図アプリを活用して、安全なルートを確認してください。 

その他:足元への注意

 サクレクール寺院はモンマルトルの丘の頂上に位置しており、ケーブルカーで上ることもできますが、階段を利用することも一般的です。階段を上ることで周囲の景色を楽しむことができますが、足元に注意して安全に上がりましょう。

プロフィール
ツネジイ
ツネジイ

出身地は、東京ラブストーリーのカンチと同じ愛媛県です。
自動車会社でサラリーマンをやってました。
趣味は海外旅行で、行く対象は現地情報等徹底的に調べてから行きます。
ブログを立ち上げた理由
パリに行こうと決めてから、1年余りあり、そのタイミングで仕事も終わったので、図書館で毎日パリ関係の本を読んでいました。
その調査と、実際に体験したことを伝えてたいと思いブログを立ち上げました。
読んでいただく方にパリでの実情を理解して、できるだけ多くの経験をして有意義な旅行が出来る助けになればと思っています。

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