【サントスタッシュ教会】パリでノートルダム大聖堂に次いで2番目?に美しい

サントゥスタッシュ教会 教会等

パリのサントスタッシュ教会(Église Saint-Eustache)の最寄りのメトロ駅は「Les Halles」駅です。これはメトロ4号線に位置しています。
また、「Châtelet – Les Halles」駅(メトロ1号線、4号線、7号線、11号線、14号線およびRER A線、B線、D線)も近くにあり、こちらも便利です。
どちらの駅からもサントスタッシュ教会までは徒歩でアクセスできます。

その歴史と特徴

サントスタッシュ教会(Église Saint-Eustache)は、フランスのパリ市内に位置する教会で、ルーブル美術館の近くにあります。
この教会は、16世紀初頭に建設が開始され、17世紀半ばまでにほぼ完成しました。
できるまでに約100年かかっています。そのため、内部はルネッサンス様式なのに外部はゴシック様式という不思議な造りになっています。

ゴシック様式の傑作

ノートルダム大聖堂を見本にして造られたパリで最も美しい外観を持つと言われる教会です。
サントスタッシュ教会は、ゴシック様式の教会建築の傑作の一つとして知られています。
この教会の特徴的な外観には、高い尖塔と美しいロゼット窓があります。内部には、美しいステンドグラスや彫刻、壮麗な祭壇などがあります。


でも内部はルネッサンス様式なのだ

巨大なパイプオルガンとモーツァルトの母

また、教会の後方には巨大なパイプオルガンがあり、音楽愛好家や巡礼者にも人気があります。
サン・トゥスタッシュ教会は7000本以上の巨大なパイプオルガンでも有名で、日曜の夕方には無料のミサ・コンサートが開かれています。


かつてこの教会ではモーツァルトが演奏をしたこともあります。
しかしモーツァルトのパリ滞在中に、一緒に同行していたモーツァルトの母アンナ・マリアは体調不良で亡くなってしまいます(1778年)。
アンナ・マリアは現在もこの教会で眠っています。

創建された動機

サントスタッシュ教会が創建された動機は、信仰の中心地としての機能や地域社会の統合、そして美しい教会建築の建設といった要因が組み合わさっています。

また、当時のパリ市内での宗教的なニーズや政治的な状況も、教会建設の動機に影響を与えた可能性があります。

支持層、その他

サントスタッシュ教会は、パリ市内やその周辺地域の地元住民や信者に支持されています。

また、観光客や美術館を訪れる訪問者も多く、教会の美しい建築や内部の装飾、そしてパイプオルガンの演奏を楽しむことができます。

教会の周辺の情報

近くには有名なグルメ通りもある
サン・トゥスタッシュ教会を出て北に進むと、活気あふれる通りが見えてきます。ここはモントルグイユ通り。


ジビエの店や、牡蠣の店、チーズ店、エスカルゴの店、お菓子屋など、たくさんの食料品店やレストランが軒を連ね、パリ随一のグルメ通りとして知られています。
この通りに美味しいものが集まっているのは、かつてこの近くに「パリの胃袋」と呼ばれた中央市場があったため(現在フォーラムデアールのある場所)。


市場では毎日多くの新鮮な食品が売られていました。そのため、当時の名残で多くの老舗の食料品店がこの通りで今も営業を続けています。
女優サラ・ベルナールが大好きだったエスカルゴの店や作家バルザックが常連だった牡蠣の店など、歴史あるグルメを楽しむことができます。
個人的にオススメするのはパリで最も古いパティスリーとして知られるストレール。創業は1730年。
フランス王家お抱えのパティシエだったニコラ・ストレールが開いたお店で、ババ・オ・ラム(サバラン)発祥の店として有名です。

ちなみに通りの名前のモントルグイユは「傲慢の山」という意味。かつて城壁があった時代、この近くのパリ住民が城壁の外にゴミを無断で捨てていたこと(ゴミの山が築かれていたそうです)が由来となっています。

近くの観光スポット

レ・アール(Les Halles):かつてはパリの主要な市場でした。現在はショッピングセンターや庭園が広がっており、多くのショップやカフェがあります。(周辺の情報で詳述)

ジョルジュ・ポンピドゥー・センター(Centre Georges Pompidou):モダンアートの美術館で、ピカソやダリ、マティスなどの作品が展示されています。斬新な建築も見どころです。

パリ市庁舎(Hôtel de Ville):パリ市の行政の中心で、美しい建物と広場が特徴です。内部のガイドツアーも行われています。

ルーヴル美術館(Musée du Louvre):世界的に有名な美術館で、モナ・リザやミロのヴィーナスなどの名作が展示されています。

サント・シャペル(Sainte-Chapelle):美しいステンドグラスで有名なゴシック様式の教会です。近くのシテ島に位置しています。

マレ地区(Le Marais):歴史的な建物やブティック、カフェが立ち並ぶエリアで、歩きながら散策するのに最適です。

ノートルダム大聖堂(Cathédrale Notre-Dame de Paris):パリのシンボル的なゴシック大聖堂で、シテ島に位置しています。
パリ・ノートルダム大聖堂の2019年の復活祭ミサは、火災後のため、サントゥスタシュ教会で行われた。

これらの観光スポットは、サン・トゥスタッシュ教会から徒歩圏内にありますので、教会の見学と合わせて訪れると良いでしょう。

プロフィール
ツネジイ
ツネジイ

出身地は、東京ラブストーリーのカンチと同じ愛媛県。自動車会社でサラリーマンをやってました。趣味はサッカーと旅行です。旅行は、現地情報等徹底的に調べてから行きます。調べるのも趣味。見ている方に、行った気持になっていただければと思って書いています。

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