【サンジェルマンデプレ教会とサントシャペル教会】パリの芸術を代表する両教会の今後の発展は

サンジェルマン&サントシャペル どちらに向かう

パリのサンジェルマンデプレ教会の最寄りのメトロ駅は「Saint-Germain-des-Prés」駅です。これはメトロ4号線に位置しています。この駅を出るとすぐに教会が見つかります。
また、少し歩くと「Mabillon」駅(メトロ10号線)も利用できます。

パリのサントシャペル教会の最寄りのメトロ駅は「Cité」駅です。これはメトロ4号線に位置しています。「Cité」駅からサントシャペルまでは徒歩数分です。
また、「Saint-Michel」駅(メトロ4号線およびRER B線)も近くにあり、こちらも利用可能です。サントシャペルはシテ島にあり、パリの中心部に位置しています。

両教会の歴史は

サンジェルマンデプレ教会の歴史は

サンジェルマンデプレ教会の歴史は、6世紀初頭にまで遡り、当初は修道院の一部でした。 576年にパリ司教であったサン・ジェルマンが亡くなり、彼がここに埋葬されたことから、サン・ジェルマン・デ・プレ教会と呼ばれるようになった。

フランス革命の影響を受け、修道院は荒廃しました。教会も一時的に市立の所有となりました。 しかし、ロマン派の興隆とともに、サンジェルマンデプレ教会は再び信仰の拠点となり、多くの修復が行われ、再び宗教的な活動の中心地として機能しました。

また20世紀になり、 サンジェルマンデプレ教会は、芸術家や知識人、文化人たちの集まりの場としても知られるようになりました。 サンジェルマンデプレ教会は、その歴史を通じて様々な変遷を経てきましたが、今日でもパリで最も古い教会の一つとして、歴史的・文化的な重要性を持っています。

サントシャペル教会の歴史は

サントシャペル教会は、フランスのパリにあるゴシック様式の教会で、1248年から1249年にかけて建設されました。この教会は、フランス王ルイ9世(聖ルイ)によって、王室の宝物である聖遺物を収めるために建てられました。

 建設のきっかけは、ルイ9世が十字軍に参加した際に、キリスト教徒の聖地から持ち帰った聖遺物(キリストの十字架の一部や聖骨など)を安全に保管するためでした。  彼はこれらの聖遺物を安置するための美しい礼拝堂を建てることを決定し、サントシャペルが建設されました。 フランス革命中に一時的に被害を受けましたが、19世紀に修復され、現在もパリの観光名所となっています。 特に美しいステンドグラスは、この教会を際立たせていて、多くの観光客を集めています。

それぞれの教会の特徴

サンジェルマンデプレ教会の特徴は

サンジェルマンデプレ教会は、初めはロマネスク様式で建てられましたが、後にゴシック様式に改築されました。 そのため、教会の外観や内部には両様式の影響が見られます。 特に、ゴシック様式の尖塔や飾りが印象的です。

また、教会内には多くの美術作品があり、サンピエール像、慰めの聖母、フランシスコ・ザビエルの像などがある。

これらの要素が組み合わさり、サンジェルマンデプレ教会はパリの歴史的・文化的なランドマークとして訪れる人々に魅力を提供しています。

古い歴史を反映し、7,8世紀からの貴重な宝物を持ちながら、20世紀には文化人、芸術家たちに活動の場を与え、パリの新しい文化の中心となっていました。 その影響もあり教会のそばには墓地があり、サルトルやボードレールなどの芸術家や知識人たちの墓があることで知られています。 教会内でも定期的にコンサートを行い、文化活動へ支援を続けている。  

サンジェルマンデプレ教会は、その歴史を通じて様々な変遷を経てきましたが、今日でもパリで最も古い教会の一つとして、歴史的・文化的な重要性を持っています。

サントシャペル教会の特徴は

サントシャペルは美しいステンドグラスで知られています。 これらのステンドグラスは豊かな色彩と詳細なデザインで観光客や信者を魅了しています。

また、ゴシック様式の建築の傑作として知られています。尖塔や尖ったアーチ、細かい彫刻など、ゴシック建築の典型的な要素が見られます。 その優雅で繊細なデザインは、中世の芸術と建築の傑作とされています。

サントシャペルは建てられた目的が、ルイ9世が十字軍から持ち帰った聖遺物を安置することでした。このため、教会内には聖遺物を収めるための特別な祭壇や宝座がありました。

これが建物の設計に影響を与えています。 サントシャペルは元々、パリの王宮の一部であり、王室の礼拝堂として使用されました。そのため、王室に関連する彫刻やデザインが見られます。

それぞれの教会のシンボル

サンジェルマンデプレ教会のシンボル

サンジェルマンデプレ教会は古い歴史を反映し、美術品や歴史的な宝物で知られています。 7世紀のメロヴィング朝時代に作られたとされる王冠とか、また9世紀に造られたカロリング朝の聖具庫を持っています。

宗教的なテーマや聖人たちの描写で彩られた、美しいステンドグラスの窓が教会内を照らしています。

サンジェルマン・デ・プレ教会へ行くのは、メトロも、バスもサンジェルマン・デ・プレ駅です。

サントシャペル教会のシンボル

今日、サントシャペルはパリを訪れる人々にとって歴史と芸術の宝庫となっています。

教会の上階にある「王の礼拝堂」は、王のために特別に造られた部屋で、装飾が豪華です。彩色された天井、精巧な彫刻、美しいステンドグラスなどがあります。

やはりサントシャペルと言えば、非常に美しいステンドグラスで知られており、上部階には特に印象的なステンドグラスがあります。

これらのステンドグラスは、聖書の物語や聖人の伝説を描いて強烈な宗教の力を絵で表しています。

これまでに、イタリアとかドイツの教会に行って、もっと巨大な建造物はいろいろ見たが、これほどの圧倒的な存在感を表すステンドグラスには出会ったことがない。 これ以上のステンドグラスを見ることはないだろうと感じた。

それぞれの支持者と創建の動機

・サンジェルマンデプレ教会は、キリスト教信者や歴史愛好家から広く支持されています。また、芸術や建築に興味を持つ人々もこの教会を訪れます。

・また創建の動機は、サン・ジェルマン・デ・プレ修道院の一部として信仰の場を提供することでした。現在、この教会は信仰の場として機能し続けており、その歴史的な価値と美しさを保持しています。

・サントシャペル教会は、歴史的な価値や美的価値を理解する人々、特にキリスト教徒や建築愛好家から支持されています。

・その創建の動機は、聖遺物を祭るための適切な場所を提供することでした。現在、サントシャペルはその目的を果たしており、歴史的な価値と美しさを持つ建物として観光客や信者に広く利用されています。

今後の進むべき方策案

サンジェルマンデプレ教会の方策案

・進むべき方策としては、歴史的建造物としての価値をさらに発信し、修復プロジェクトを進める必要があります。地元コミュニティとの連携を強化し、教育プログラムや文化イベントを通じて観光客を引きつけることが重要です。また、デジタル技術を活用してバーチャルツアーを提供し、国際的な認知度を高めることが求められます。


・私にとって、「サンジェルマン」という言葉は、最初に聞いたのが「サンジェルマンのジャズメッセンジャー」なので、これが頭から離れなくて、今でも新しい文化の到来を告げる言葉でした。
それで、個人的には、新しい文化をどんどん取り込んで、芸術文化をリードする存在になってほしいのが個人的な願いです。

サントシャペル教会の方策案

・進むべき方策は観光客の流入を管理し、保存活動を強化する必要があります。混雑を緩和するために、予約制の導入や訪問時間の分散化を検討することが重要です。さらに、ステンドグラスの修復と保護のための資金を確保し、教育プログラムやワークショップを通じてその文化的価値を広めることが求められます。

これらの比較から、サンジェルマンデプレ教会とサントシャペル教会はそれぞれ異なる魅力と課題を持っています。両教会とも、文化遺産としての価値を高めるために、保存活動とともにデジタル技術の活用や教育プログラムの充実が必要です。

プロフィール
ツネジイ
ツネジイ

出身地は、東京ラブストーリーのカンチと同じ愛媛県。自動車会社でサラリーマンをやってました。趣味はサッカーと旅行です。旅行は、現地情報等徹底的に調べてから行きます。調べるのも趣味。見ている方に、行った気持になっていただければと思って書いています。

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