【ノートルダム大聖堂】は、その名(われらの貴婦人)のとおり復活する

ノートルダム大聖堂 教会等

パリのノートルダム大聖堂の最寄りのメトロ駅は「Cité」駅です。これはメトロ4号線に位置しています。また、少し歩くと「Saint-Michel」駅(メトロ4号線およびRER B線)や「Hôtel de Ville」駅(メトロ1号線および11号線)も利用可能です。どちらもノートルダム大聖堂から徒歩圏内にあります。

ノートルダム大聖堂の歴史

ノートルダム大聖堂の建設は1163年に始まり、その後約200年の間に完工しました。 そしてノートルダム大聖堂は、ゴシック様式の建築の傑作と見なされています。

しかし 、フランス革命の影響を受け、ノートルダム大聖堂も荒廃しました。多くの彫刻や装飾が破壊され、寺院自体も略奪されました。 そして、 19世紀から20世紀初頭にかけて、ノートルダム大聖堂はいくつかの修復作業が行われました。中世の建築家による手法を尊重して修復を行い、寺院の保存に貢献しました。

2019年4月15日、ノートルダム大聖堂は大規模な火災に見舞われました。屋根の構造や尖塔が損傷し、一部が崩壊しました。火災は世界中に衝撃をもたらし、大聖堂の修復に向けた支援の申し出が世界中から寄せられました。 現在修復工事が進められており、必ず復活するでしょう。

ノートルダム大聖堂の特徴

ノートルダム大聖堂は、ゴシック様式の代表的な建築物の一つです。

・尖った尖塔、飛び出したバットレス、精緻な彫刻が特徴で、これらの要素が大聖堂の外観に独特の美しさを与えています。

・中央部分に高いスパイア(尖塔)を持っています。これらの尖塔は、大聖堂の美的な特徴であり、遠くからでもパリのシンボルの一部として目立っています。

・大きなステンドグラスが多数あります。これらのステンドグラスは宗教的な物語や聖書の場面を描いており、光が美しく透けて、内部に神聖な雰囲気をもたらしています。

・その入り口には、美しく彫刻されたポータル(玄関)があります。これらの彫刻は、聖書の物語や聖人たちの伝説を描いており、その細部まで緻密で美しいものです。 ノートルダム大聖堂は、中世フランスの歴史と文化の象徴として位置づけられています。その歴史的な重要性と美しさから、多くの観光客や信者が訪れ、フランスの国宝とも言える存在です。

<きめ細かな彫刻が・・・>

ビクトル・ユーゴーの小説『ノートルダム・ド・パリ』

小説の舞台となるノートルダム大聖堂は、物語の中で非常に重要な役割を果たしています。大聖堂は物語の中で人々の運命や事件の舞台となり、その存在感が物語に深みを与えています。 『ノートルダム・ド・パリ』は社会的なテーマに焦点を当てており、当時のパリの社会構造や不平等、宗教的な対立などに触れています。ユーゴーは、小説を通じて社会の問題に対する自身の考えを反映させています。  小説は悲劇的な要素とロマンチックな要素を組み合わせています。登場人物たちの複雑な愛や運命が物語を進展させ、感動的な出来事が織り交ぜられています。

その小説の中で特に有名なエピソードには、ノートルダム寺院の鐘楼である「ラ・シテ」に住むかつての舞踏会の王女エスメラルダと、寺院の鐘のつかさであるかつての修道士クロパンとの関係が描かれています。 クロパンは奇形で耳の聞こえない者で、彼女に思いを寄せながらも彼女の幸せを願い、彼女のために苦しむ姿が物語の感動的な要素となっています。 また、この小説に触発されて作られた舞台劇や映画も多く存在します。

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ノートルダム大聖堂のシンボルはゴシック様式の建築自体

ノートルダム大聖堂は多くのシンボルを持っていますが、その中でも最も有名で象徴的なものの一つは、大聖堂のゴシック様式の建築自体です。 ノートルダム大聖堂は中世のゴシック建築の傑作として知られており、その美しい尖塔や飛び出した彫刻、高いステンドグラスの窓などが、ゴシック様式の芸術と建築の優れた例とされています。

また、大聖堂の中には重要な宗教的なアートや彫刻も多くあります。例えば、キリストの受難や聖母マリアの像、聖人たちのレリーフなどがあり、これらはキリスト教の信仰と歴史を象徴しています。

ノートルダム大聖堂を夜景の美しい観光ポイント10に選びました。ぜひ美しい夜景をご覧になって下さい。

このノートルダム大聖堂とサクレクール寺院と対比する読み物を作成したので、よかったらご覧になってください。

ノートルダム大聖堂の見学時の注意

宗教施設を訪れる際の、以下の一般的な注意を必ず守りましょう。

つまり、開館時間の確認、ドレスコードの守り、写真撮影のルール、静かに行動する、安全に留意する、ガイドやオーディオガイドを利用する 等である。

また、ノートルダム大聖堂は非常に有名で人気がありますので、混雑が予想されます。混雑を避けるために、早めの時間帯やオフシーズンを選ぶか、がおすすめです。

ノートルダム寺院近くの観光スポット

コンシェルジュリー:ノートルダム大聖堂と同じシテ島に位置しており、フランス革命時に刑務所として使用された歴史的な建物です。

サン=ミシェル島: ノートルダム寺院の近くにある小島で、美しい庭園や歴史的な建物があります。サン=ミシェル修道院は特に有名で、パノラマの美しい景色が楽しめます。

サントシャペル: ノートルダム寺院に近いサン=シャペルは、ゴシック様式の教会で、美しいステンドグラスで知られています。中世の建築と彩られたステンドグラスは見応えがあります。

ルーブル美術館: ルーヴル美術館は、ノートルダム寺院からセーヌ川を渡った右岸に位置しています。世界最大の美術館であり、モナリザやヴィーナス・ド・ミロなどの有名な作品が展示されています。

パンテオン: パンテオンは、ラテンクォーターにあり、有名なフランス人の功績を称えるために建てられた建築物です。パリの美しい景色を楽しむことができる展望台もあります。

ポン・ヌフ(Pont Neuf):斬新な橋として「新しい橋」という意味だが、実際にはパリで最も古い石橋です。パリの歴史を表している古くて新しい橋を是非ご覧になって下さい。

ポン・デザール:ルーヴル美術館とフランス学士院(Institut de France)を結ぶ歩行者専用の橋で、その美しいデザインから「芸術の橋」とも呼ばれています。

クラヴォワ通り: ラテンクォーターの中心部にあるクラヴォワ通りは、レストランやカフェ、ショップが軒を連ね、活気ある雰囲気が広がっています。

オルセー美術館: オルセー美術館はセーヌ川の左岸に位置し、19世紀から20世紀初頭の美術品が展示されています。印象派やポスト印象派の作品が豊富にあります。

パリ市庁舎:シテ島の北の対岸で、歩いて行ける場所にあるにあるパリ市庁舎は、フランス革命などの歴史を見つめてきた、新ルネッサンス様式の美しい建物である。

サントスタッシュ教会(Église Saint-Eustache):外部はゴシック様式なのに、内部はルネッサンス様式というパリで2番目?に美しい教会。

ソルボンヌ大学:パリ大学の歴史的なキャンパスであり、知識と教育の象徴です。美しい建物と広場は、散策に最適です。

クリュニー美術館:かつて修道院であった建物を利用した美術館で、中世のアートや工芸品が展示されています。「貴婦人と一角獣」のタペストリーは特に有名です。

アレクサンドル3世橋:橋はアンヴァリッド広場とグラン・パレ、プティ・パレの間を結ぶように建設された。

ポンピドーセンター(Centre Pompidou):マレ地区にある総合文化施設で、主に現代美術を中心とした美術館、図書館、音楽および音響研究所などから成ります。

プロフィール
ツネジイ
ツネジイ

出身地は、東京ラブストーリーのカンチと同じ愛媛県。自動車会社でサラリーマンをやってました。趣味はサッカーと旅行です。旅行は、現地情報等徹底的に調べてから行きます。調べるのも趣味。見ている方に、行った気持になっていただければと思って書いています。

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