【エッフェル塔】、最初の批判を跳ね返し、パリの永遠のランドマークとなった

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パリのエッフェル塔の最寄りのメトロ駅は「Trocadéro」駅です。これはメトロ6号線および9号線に位置しています。この駅からエッフェル塔までは徒歩でアクセスできます。また、「Bir-Hakeim」駅(メトロ6号線)も近くにあります。

2024年夏のパリオリンピックのマラソンのコースにエッフェル塔が選ばれました。

エッフェル塔の歴史

パリ万国博覧会の入場口として建設

エッフェル塔は1889年に開催されたパリ万国博覧会(World’s Fair)の入場口として建設されました。 この博覧会は、フランス革命から100周年を記念するもので、科学、技術、産業の進歩を展示するために開催されました。 エッフェル塔のデザインは、フランスの構造エンジニアであるギュスターヴ・エッフェルによって行われました。 (今でも最上階に彼のアパルトマントとがあるそうです) エッフェル塔の建設は1887年に始まり、1889年に完工しました。工事は約2年半で終了し、非常に迅速で効率的なものでした。 塔の構造は、当時としては革新的な鉄骨構造であり、様々な技術的課題を克服するために先進的な設計が採用されました。

パリ万国博覧会の開催とその評判

エッフェル塔は1889年に一般に公開され、博覧会は7ヶ月間にわたり開催され、エッフェル塔はその象徴として注目を浴びました。 当初は一部の芸術家や文学者からは批判が寄せられましたが、その後一般の人々には徐々に受け入れられた。 「歴史的町並みが残るパリの街にそぐわない」ということで建設前に何度も反対にあい論争起こしたと言われます。

<最上階にあった模型>

パリ万国博覧会の終了後の利用と評価

博覧会が終了した後も取り壊されず、通信や気象観測などに利用されるようになりました。 20世紀に入ると、エッフェル塔は観光名所としても知られ、多くの観光客が訪れるようになりました。 その美しいデザインと独特な構造は、多くの人々に感銘を与えています。

現在の評価

エッフェル塔は現在でもパリのランドマークとしてその存在感を保ち、世界中からの観光客や訪れる人々に愛されています。 その歴史と技術的な偉業は、建築やエンジニアリングの分野での重要な節目と見なされています。

エッフェル塔観光のポイント

チケットの事前予約の勧め

エッフェル塔は非常に人気があり、季節によっては長蛇の列ができることがあります。事前にオンラインでチケットを購入しておくと、待ち時間を短縮できます。 特にエレベーターで展望台に上る場合は混雑が予想されるため、前もって予約すると良いでしょう。 また、異なるエリアへのアクセスを提供するさまざまな種類のチケットがあります。 そのため、チケット売り場で、目的の階とエレベータと徒歩の選択の組み合わせを判断するのは時間が掛かるので、事前にオンラインでチケットを購入することがお勧めです。

<チケット売り場>

エッフェル塔は夜景も素晴らしい

エッフェル塔は夜にライトアップされ、美しい夜景を楽しむことができます。

毎晩、1時間ごとに数分間、点灯が行われる「点灯ショー」も見どころの一つです。

エッフェル塔を夜景の美しい観光ポイント10に選びました。ぜひ美しい夜景をご覧になって下さい。

階数の選択

エッフェル塔の展望台には1階、2階、および最上部(頂上)の3つの階があります。 どの階に行くかは、個々の好みや時間の制約によりますが、2階は一般的に多くの訪問者にとって良い選択とされています。 その理由としては、2階からの眺めは非常に素晴らしく、パリ市内やセーヌ川の美しい景色を楽しむことができます。(パリの中心部は、高い建物がないので2階で十分見晴らしが良い)

<モンパルナスタワーが正面に>

<セーヌ川とケ・ブランリー美術館>

また、周囲のランドマークや有名な建造物も見渡せます。 また2階へのアクセスにはエレベーターが利用できます。特に階段を利用するのが難しい場合や、時間を節約したい場合に便利です。 それと2階の展望台には広い観覧デッキがあり、ゆったりと景色を楽しむことができます。また、カフェやギフトショップもあり、リラックスした雰囲気で訪れることができます。

<シャイヨ―宮とブローニュの森>

最上階へのこだわり…てっぺんでなければいけない

ただし、最上階からは最上階からしか見られない角度の風景が見れるので、一部の人にはいかざるを得ない場所でしょう。

<最上階にあった高さ表示>

<最上階からの眺望>

エレベーターまたは階段の選択

エッフェル塔にはエレベーターと階段の両方で展望台に上ることができます。(ただし最上階へは、エレベータのみ) エレベーターは便利ですが、階段を使うことで独特の体験が得られます。 ただし、上までの階段はかなりの段数がありますので、体力に自信のない方はエレベーターを利用することをお勧めします。

見学後のお勧め

エッフェル塔の周辺には美しい公園があり、セーヌ川にはクルーズがあります。 塔を訪れた後に周辺エリアを散策したり、川から塔を眺めるクルーズも楽しいアクティビティです。 歩いて行ける距離にある、シャン・ド・マルス広場、エコール・ミリテール、ムソルフェリ庭園 、トロカデロ広場などの観光ポイントもお勧めです。

エッフェル塔公式サイト

http://エッフェル塔、公式サイト:チケット、インフォメーション、ニュース… (toureiffel.paris)

エッフェル塔観光の注意点

一般的注意とエッフェル塔独自の注意

観光ポイント一般の注意

周辺で販売されているチケットや商品には、正規のものと見せかけて高額な価格で販売する詐欺が存在することがあります。 公式ウェブサイトや正規の券売所でチケットを購入するか、信頼性のある販売者から購入するようにしましょう。 また、周辺では観光客を対象にした記念品の販売や、署名を集め寄付金を要求するグループもいます。

観光地では貴重品や荷物の盗難が発生する可能性があります。特に混雑したエリアでは荷物に十分な注意を払い、貴重品は身につけるか、安全な場所にしまっておくようにしましょう。

チケットの事前購入と早めの時間帯での訪問を

エッフェル塔は非常に人気のある観光地であり、混雑が予想されます。特に観光シーズンや休暇期間はピークの混雑が予想されます。 事前にチケットを購入し、混雑を避けるために早めの時間帯を選ぶと良いでしょう。

<入場待ちは空いていましたが、塔内に入ると結構混んでいました。>

入場時にはセキュリティチェックがあります。大きなバッグや不必要なアイテムを持参せず、迅速にセキュリティを通過できるようにしましょう。

エッフェル塔の撮影に良いポイント

トロカデロ広場はエッフェル塔を背景にした美しい景色が広がるスポットです。広場の中央からエッフェル塔を望むと、幻想的な写真が撮れます。 特に夜になると、塔がライトアップされた美しいシーンが広がります。

セーヌ川の岸からエッフェル塔を撮影すると、川面に映り込む美しい風景が得られます。夕焼け時や夜間に撮影すると、ライトアップされたエッフェル塔が幻想的に映ります。

エッフェル塔周辺には美しい公園があり、季節によって異なる花々が咲き誇ります。公園の中から塔を撮影すると、自然との調和が美しい写真が撮れます。

エッフェル塔内部からの撮影もおすすめです。階段やエレベーターから展望台から見下ろすようなアングルで撮影すると、独特の視点から塔を捉えることができます。

<隙間からケ・ブランリー美術館>

エッフェル塔の近くにある観光ポイント

マルモッタン・モネ美術館:この美術館はモネの作品を中心とした印象派の名作を多数収蔵する。

グランパレ:その巨大なガラスドームと鉄骨が印象的な大規模で総大な建築物で、不定期に注目を集める美術展が開催されている。

チュイルリー庭園: 広場の東側に広がるテュイルリー庭園は、美しい庭園と噴水があり、散歩やピクニックに適しています。

シャン・ド・マルス広場: エッフェル塔の前に広がる公園で、塔をバックにした写真を撮るのに最適です。ピクニックを楽しむこともできます。

エコール・ミリテール(陸軍士官学校): シャン・ド・マルス広場の近くにある軍事学校で、歴史的な建物です。エッフェル塔から歩いて行けます。

アンヴァリッド:主に軍事と軍人に関連する歴史的な建造物です。ナポレオンのお墓もあります。

トロカデロ広場: エッフェル塔の向かいに広がる広場で、アートや文化の施設があります。広場からのエッフェル塔の眺めも絶景です。

パレ・ドゥ・トーキョ:アール・デコ様式の特徴を持つモダニズム建築で、世界中のアーティストによる前衛的な作品が紹介されています。

パリ市立近代美術館:1937年に開館したパリ市立の美術館で、20世紀から21世紀の近代美術作品を中心に展示しています。美術館は、パリの16区に位置し、特にモダンアートと現代アートのコレクションが豊富で、パリの美術愛好者にとっては見逃せない場所です。

シャイヨー宮:1937年の万博開催時に建てられた、ネオクラッシックスタイルの建物。庭園にはブロンズ像や噴水が配され、テラスからエッフェル塔の眺めも素晴らしい。

プロフィール
ツネジイ
ツネジイ

出身地は、東京ラブストーリーのカンチと同じ愛媛県。自動車会社でサラリーマンをやってました。趣味はサッカーと旅行です。旅行は、現地情報等徹底的に調べてから行きます。調べるのも趣味。見ている方に、行った気持になっていただければと思って書いています。

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