【パリマラソンコースを歩こう】パリ観光を楽しむだけでなく、パリオリンピックを直接感じるモデルプラン

情報

この夏パリではオリンピックが開催され、マラソンは8月10日、11日と開催される。
そのコースも、パリの名所を巡るコースとして、スタートのパリ市庁舎からゴールのアンバリッドまで発表された。

パリ2024オリンピックのマラソンコース公開 歴史的建造物を巡る (olympics.com)
その全コースを走るのも、また歩くのも困難だが、スタートからゴールまでの市内の名所を歩くことをパリ観光の中に組み込む旅を考えた。

パリ2024マラソンコースについては、以前のページでも、パリ大会マラソンコースということで紹介しました。今回はそれを取り込んだ旅行プランということになります。

パリオリンピックマラソンコースを歩こうの考え方

パリオリンピックのハイライト、マラソンのコースを走ることはかなわないが、せめて市内のそのポイントを歩き、それを疑似体験しよう。
パリの外せない観光ポイントをしっかり回りながら、マラソンコースのポイントになっているスポットを歩く旅を提案したい。

前提条件

日程を6泊7日で考え、1日目は半日と考えて準備とか、慣れることを主眼とする。 最終日も半日とし、お土産購入とかに充てる。

2日目から6日目のモデルを考えるとして、必ず行くべきポイントと、できれば行くポイントに分ける。

マラソンのコースに入ってない必須ポイントは必ず行き、その上マラソンに沿ったコースを歩いて回ることとする。

マラソンコースに設定されている観光スポットと歩行予定

コース:パリ市庁舎(スタート) → オペラ座 → ヴァンドーム広場 → チュイルリー公園 → ルーヴル美術館 → コンコルド広場 → グラン・パレ → トロカデロ庭園 →→→ ヴェルサイユ宮殿 →→→ エッフェル塔 → アンヴァリッド(ゴール)

コース全体を歩くのは5日間では無理なので、市内観光地のパリ市庁舎からトロカデロ庭園までと、エッフェル塔からアンヴァリッドまでとする。(GoogleMapの概算で、8.9キロと2.2キロ)

観光必須ポイント

日程が1週間ということで、パリに行ったら絶対という必須ポイントに行くこととする。 必須ポイントとして、以下の4か所を考える。

ルーブル美術館 やはりせっかくパリに行ったら抜群の知名度を誇る「モナリザ」を見ておくべきかな。

エッフェル塔 パリのシンボルなので、どんなお上りさんも、非難されようとも、その前では記念写真を撮らないといけない。

凱旋門 フランス国民の独立と平和の象徴であり、また美しい記念碑的な建造物として見る価値がある。

・ノートルダム寺院 その美しいゴシック様式の建築や豊かな歴史は必見なのですが、今修復中であり改修が終わるまでは代替としてサクレクール寺院とします。

日程の組み方

・基本としては、午前午後のポイントと考え、マラソン通過ポイントは必ず歩く。その他のポイント間は歩いて行ける、またはメトロ乗り換えで容易にで行ける効率的な組み合わせを考える。

・午前と午後の間に時間が空いている時などは、昼食とか、公園での休憩とか時間調整をする。(パリには美しく、見どころの多い公園が沢山あります)  うれしいことに、公園は基本的に犬が立ち入り禁止なので安心して芝生に座ってください。

その他の調整項目

・日程の中の1日はベルサイユ宮殿とし、そこまで走って往復するのは無理なので、RERかバスを利用する。

・1日目、2日目という表示は仮置きで、対象の観光ポイントの休みとか時間を考えて、日にちは前後する必要がある。

・美術館は休みもあるし、また遅くまでやる曜日もあるので、じっくり見たいなら夜間まで開いている日程に合わせる考え方もある。

1日ごとの詳細日程

1日目: 到着

午後: ホテルにチェックインし、荷物を置く。

メトロ路線図とか、旅行中に必要なものを取得。

<メトロの窓口で頂きました>

近くのスーパー(日本のコンビニより少し大きめ)を確認し、明日から必要なものを購入。

このクラスのスーパーだとトイレはないのでご注意

今後メトロの活用が必要なので、練習を兼ねてチケット購入から乗り換えまで行ったほうが良い。

夕食: 近隣のレストランでフランス料理を楽しむ。

明日の行動計画に合わせ、詳細スケジュール(交通機関、チケットなど)を作成する。(毎日必要です)

2日目:マラソンスタートの日

今日はマラソンスタートポイント、パリ市庁舎から歩き始め、オペラ座、ヴァンドーム広場、チェイルリー公園までの4.1キロを歩きます。

スタート:パリ市庁舎

午前:スタートのパリ市庁舎から外観を見学し、歩き始める。
パリ市庁舎は、16世紀初頭に建設されました。1871年に起こったパリ・コミューンの際、市庁舎は焼失しましたが、その後再建されました。
再建された建物は、ネオルネサンス様式で設計され,そのファサードは豪華で装飾的であり、特に注意を引きます。


パリ市庁舎は、その美しい建築と歴史的な重要性から、パリを訪れる観光客にとって必見の場所の一つです。

オペラ座

オペラ座:オペラ座ツアー(10:00~17:00予定、変更あり)に参加しオペラ座内を見学する
パリ・オペラ座の起源は、ルイ14世の治世下にさかのぼります。
その最初の建物は、1671年に完成しました。これはパリのリシュリュー枢機卿広場に位置していました。
ナポレオン3世の発案で、新しい建物はシャルル・ガルニエによってデザインされ、1875年に完成しました。


ガルニエ宮は、パリ・オペラ座が現在も使用しているメインの歌劇場建物です。これは美しい装飾や彫刻で知られ、パリのランドマークとなっています。

昼食:マレ地区内のカフェーで昼食をとる。

ヴァンドーム広場

ヴァンドーム広場まで行き、ショッピングを楽しむ。
ヴァンドーム広場は、ルイ14世の治世下で建設されました。
ナポレオン・ボナパルトのオーストリアのヴァンドーム公国での勝利に因んで、1806年に現在の名前に変更されました。


ヴァンドーム広場周辺には、高級ブティックや宝飾店が集まっています。特に、有名な宝飾ブランドや高級時計メーカーの店舗が多くあり、ショッピング愛好家にとって魅力的な場所です。

(ルイヴィトン>

今日のゴール:チェイルリー公園

チュイルリー公園で今日のゴールをする。
チュイルリー公園は、ルーヴル宮殿の東側にある元王室の庭園として、1564年に建設されました。
美しい景観と整然とした造園が特徴です。広大な敷地には花壇や池、彫像が配置され、四季折々の美しい風景を楽しむことができます。


チュイルリー公園では、さまざまなイベントや催し物が定期的に開催されます。音楽イベントや芸術展、季節ごとの催し物などがあり、訪れる人々に楽しい体験を提供します。

3日目:ルーヴル美術館と マラソン前半終了

とりあえず昨日のゴールのチュイルリー公園からスタートし、ルーヴル美術館で鑑賞しますが、広大な宮殿だったので、上に下にと、ここが一番の難コースかもしれません。
そのあと、コンコルド広場グランパレトロカデロ庭園まで歩き、一日計、4.8キロとなります(ルーブル美術館の歩行距離はカウント外です)

今日のスタート:ルーヴル美術館

午前:ルーヴル美術館で絵画鑑賞
ルーヴル美術館は膨大な作品を保持し、またそれのほんの一部を展示しているが、それでも膨大な量です。
美術館自体は、古代の城砦から発展し、宮殿として使用されていたルーヴル城を中心に展開しています。


作品は世界中の美術品を対象とし、また広範な時代をカバーしており、古代から19世紀の美術までの作品を展示しています。
今日の歩く距離を考えると、外に出て歩く距離より館内のほうが、階段の上り下りがあってきついかもしれないな。

昼食:ルーヴル美術館内のカフェーでランチ。

午後:コンコルド広場からスタート

コンコルド広場は、18世紀に造られ、栄光の時代、過酷な革命の時代、そして今パリのシンボルとして存在している。
広場は当初、フランス国王ルイ15世の時代に始まり、その後、ルイ16世の治世で完成しました。
最初は「ルイ15世広場」と命名され、フランス革命期に「革命広場」と呼ばれ、現在は調和を表す「コンコルド広場」と呼ばれている。


コンコルド広場の中央には、エジプトのルクソール神殿から持ち込まれたオベリスクがそびえています。

グラン・パレ

グラン・パレは、1900年のパリ万国博覧会の一環として建設されました。この博覧会は、フランスの産業や文化の繁栄を世界に示すために開催され、グラン・パレはその中心的な建造物の一つとして建てられました。
様々な美術展示が開催される場所として知られています。特に、絵画や彫刻、写真などの展示が行われ、世界中から多くの観客が訪れます。


グラン・パレは、その美しい建築と豊富な文化的活動によって、パリを訪れる観光客にとって必見の場所の一つです。

今日のゴール:トロカデロ庭園

トロカデロ庭園は、パリ16区に位置する公園であり、エッフェル塔の向かい側に広がる美しい庭園で、シャイヨー宮の前の庭園です。
この庭園は、美しい造園や彫刻で知られています。様々な植物や花々が配置され、四季折々の美しい風景を楽しむことができます。
庭園内には、美しい噴水やプールがあります。特に中央に位置する噴水は、エッフェル塔との絶妙なバランスを保ちながら、庭園の雰囲気を豊かにします。


6日目にここにきて、エッフェル塔経由でゴールのアンヴァリッドを目指します。

夕食: ホテルのそばのレストランでフランス料理のディナーを楽しむ。

4日目: サクレクール寺院と芸術の日

午前: 今日はマラソンモードから離れ、サクレクール寺院を訪問し、また坂の上からパリの全景を堪能します。 パリの街は高さ制限があるので、ある程度の高さの建物でも町の端まで見えますが、他のポイントはぐるっと回って見る感じで、パリを一望できるのはここだけです。この寺院はモンマルトルの丘に建つバシリカであり、美しい白いドームが特徴です。


そこは、パリ市内でもっとも高い場所に位置しており、そこからは素晴らしいパノラマが望めるため、建設場所として選ばれました。
その美しい外観と素晴らしいパノラマのため、多くの観光客が訪れ、モンマルトルの丘からの眺めは特に夕暮れ時に美しいとされています。

昼食:モンマルトル地区のブラッスリーでランチ

午後: モンマルトルで散策 テルトル広場で似顔絵かきを見たり、壁抜け男の見学など散策
テルトル広場は カフェやアーティストが集まる広場で、絵画やスケッチを売っているアーティストたちを見ることができます。


モンマルトルの中心的な広場で、多くの観光客が訪れる場所です。この広場では、アーティストたちが絵や似顔絵を描いたり、手作りの芸術作品を販売したりしています。

夕食: モンマルトル地区のレストランでディナーを楽しむ。

5日目:折り返し地点のヴェルサイユ宮殿はフランスのかつての栄光のシンボル

午前: RERか電車、またはバスでヴェルサイユ宮殿へ
ヴェルサイユ宮殿はフランスの歴史的な宮殿で、17世紀にフランス王国の王、ルイ14世(ルイ・キャトリック)によって建設されました。
フランス王ルイ14世は4歳で即位しましたが、実質的に政権を握るとともに、ヴェルサイユ宮殿は彼の壮大なプロジェクトの一環として建設が進められました。


またヴェルサイユ宮殿は、第一次世界大戦の終結を記念するために1919年に開催されたヴェルサイユ条約で有名です。
この条約は戦争の終結とドイツへの賠償を定めたもので、宮殿の鏡の間(ホール・オブ・ミラーズ)で締結されました。


さてこの折り返し地点では、だれに栄光をもたらす兆しが見えるのか。
昼食:午後も見るならば宮殿内のカフェかレストランでランチ

午後: 壮大な庭園とか、マリー・アントワネットが好んだプチトリアノンなど見学

早めにパリに帰り、セーヌ川のナイトクルージングでディナーを摂る。

6日目:エッフェル塔経由アンヴァリッドでゴール、プラス凱旋門

今日はマラソンコースに復活し、ゴールポイント、アンヴァリッドに向かいます。そしてパリ旅行のゴール、凱旋門、シャンゼリゼ通りへと向かいます。

一昨日のゴール:トロカデロ庭園

朝食:2日前のゴール地点トロカデロ駅周辺のカフェーで朝食
ヴェルサイユ宮殿まで行った気持ちでエッフェル塔に向かう。

<トロカデロ広場から見たエッフェル塔>

エッフェル塔

午前: 後半の最後の山場、エッフェル塔に行く。
エッフェル塔は1889年に開催されたパリ万国博覧会の入場口として建設されました。この博覧会は、フランス革命から100周年を記念するもので、科学、技術、産業の進歩を展示するために開催されました。
この塔のデザインは、フランスの構造エンジニアであるギュスターヴ・エッフェルによって行われ、独自で効率的な鉄の構造を採用しました。


このエッフェル塔で優勝候補は数名に絞られ、激しいスパート合戦の先に、最後の勝利を得るのは誰でしょうか。

マラソンゴール:アンヴァリッド

ゴール地点アンヴァリッドを目指して歩きます。
アンバリッドは、ルイ14世の治世下で、1670年から1676年にかけて建設されました。建物は、軍人や戦争で負傷した者、老齢の退役軍人など、軍に奉仕した者たちのための施設として設計されました。この施設では、傷病を負った兵士たちに対して住居、食事、医療などが提供されました。
1840年、セント・ヘレナ島で亡くなったナポレオンの遺骸は、このアンヴァリッドのドーム教会に置かれ、壮大なお墓が作られました。


その後もアンバリッドは歴史的な出来事や軍事的な重要性に関連する様々な役割を果たしてきました。施設自体は今もなお、フランスの軍事博物館や関連する施設として利用されています。
このアンヴァリッドでゴールですので、今回のマラソンコースを歩こうは終了です。

昼からはパリ旅行のゴールを目指します。

パリ旅行のゴール凱旋門、シャンゼリゼ通りへ

昼食: 凱旋門に向かい、凱旋門そばのカフェーでランチにします。

午後: 凱旋門にのぼり、パリの景色を心ゆくまで眺めます。  

凱旋門の建設は、ナポレオン・ボナパルトによって1806年に命じられました。 しかし、ナポレオンの失脚に伴い、工事は中断されましたが、ルイ=フィリップ王政時代に再開され、1836年に完成しました。 凱旋門は非常に巨大で、高さは約50メートル、幅は45メートルあります。その優雅なアーチは、古代ローマの凱旋門に触発されたネオクラシカル様式でデザインされています。 凱旋門の頂上には展望台があり、そこからはパリ市内やシャンゼリゼ大通りが一望できます。

シャンゼリゼ通りで素敵なお店を見ていきます。 シャンゼリゼ大通りは美しい街路樹で覆われており、季節ごとに変わる自然の景観が楽しめます。 通りは高級なブランドのブティックやデパートが軒を連ねています。シャンゼリゼ大通りはショッピング愛好者にとっては一流のファッションや宝石、化粧品などを手に入れるための目的地となっています。  また、多くのレストラン、カフェーが軒を並べ、また周辺にはショーハウスや、劇場があり、美味しい食事とショーを楽しめる観光地になっています。  シャンゼリゼ通りはその美しい景観と歴史的な背景から、パリを代表する観光スポットの一つとして世界中から訪れる人々を魅了しています。

夕食: シャンゼリゼ通り周辺のレストランでパリ最後のディナーを堪能する。

7日目: パリとの別れ

午前: ホテル近くのパン屋で新鮮なパンを買い、朝食に楽しむ。(パン屋にイートインコーナがあればそこで朝食)

焼きたてのバゲットかクロワッサン(これぞフランスの味)を味わう。

ホテルでチェックアウトし、空港へ向かう。

この夏、パリオリンピックのマラソン観戦時、場面場面でここも見た、あそこも見たという感動を‼

プロフィール
ツネジイ
ツネジイ

出身地は、東京ラブストーリーのカンチと同じ愛媛県。自動車会社でサラリーマンをやってました。趣味はサッカーと旅行です。旅行は、現地情報等徹底的に調べてから行きます。調べるのも趣味。見ている方に、行った気持になっていただければと思って書いています。

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