【モンマルトル】、最先端の芸術、田園風景、宗教的厳かさ、そして雑然さ併せ持つ

地区

モンマルトル(Montmartre)への最寄りのメトロ駅はいくつかあります。モンマルトルは広いエリアなので、訪れる場所によって便利な駅が異なりますが、主な観光スポットであるサクレ・クール寺院(Basilique du Sacré-Cœur)やモンマルトルの丘へのアクセスに便利な駅を以下に紹介します。

  1. アベス駅(Abbesses):メトロ12号線
    モンマルトルの中心部に位置し、アートマーケットやカフェが多くあります。駅はサクレ・クール寺院へも比較的近いです。
  2. アンヴェール駅(Anvers):メトロ2号線
    サクレ・クール寺院への最寄り駅の一つです。駅からはフニクレール(ケーブルカー)や階段を使って丘の上へアクセスできます。
  3. ピガール駅(Pigalle):メトロ2号線と12号線
    モンマルトルの南端に位置し、ピガール地区の歓楽街やキャバレー「ムーラン・ルージュ」へのアクセスに便利です。
  4. ラマルク=コランクール駅(Lamarck – Caulaincourt):メトロ12号線
    モンマルトルの北側に位置し、静かな住宅街やアーティストのスタジオが多いエリアへのアクセスに便利です。

これらの駅からモンマルトルの主要な観光スポットや地区へは徒歩ですぐにアクセスできます。どの駅を利用するかは、訪れる場所や観光ルートによって選ぶと良いでしょう。

モンマルトルの歴史

中世に、モンマルトルの丘はキリスト教の修道院や教会にとって重要な場所となりました。サクレ・クール寺院が建設され、この地域の宗教的な中心地となりました。

19世紀末から20世紀初頭にかけて、モンマルトルは芸術家やボヘミアンたちの中心地となりました。 ピカソ、モディリアーニなどの芸術家たちがここで活動し、モンマルトルのアート・シーンは栄えました。ボヘミアンな雰囲気やアーティスティックな活動は、今でもこの地域に残っています。

現在、モンマルトルは観光地として知られ、その美しい風景や歴史的な建造物、アートシーンが訪れる人々を魅了しています。 サクレ・クール寺院は今でもその象徴的な存在であり、モンマルトルの通りや広場には歴史的な建物やアート関連の施設が点在しています。

モンマルトルの主な観光スポット

モンマルトルには宗教施設、墓地から、田園風景が残っている地区、芸術家の熱気を感じさせる広場、ガヤガヤした娯楽施設まで多種多様なカテゴリー混載の地区です。

サクレクール寺院

サクレ・クール寺院は モンマルトルの丘の頂上にそびえる大聖堂で、パリのシンボルの一つです。パノラマの美しい景色が楽しめます。

パリの全体を見渡せるため、パリの街の安寧を常に見守ってきたという、歴史的な重要性と美的価値を持っています。

サクレクール寺院を夜景の美しい観光ポイント10に選びました。ぜひ美しい夜景をご覧になって下さい。

テルトル広場

テルトル広場は カフェやアーティストが集まる広場で、絵画やスケッチを売っているアーティストたちを見ることができます。 モンマルトルの中心的な広場で、多くの観光客が訪れる場所です。この広場では、アーティストたちが絵や似顔絵を描いたり、手作りの芸術作品を販売したりしています。

特に違った個性を持った似顔絵かきが沢山集まり、観光客も自分の好みに合った絵描きさんを選んで似顔絵を描いてもらっている。 広場の周りにはカフェやレストランもあり、アーティストと観光客が交流する場となっています。

ピガール広場周辺

かつて歓楽街として知られ、劇場、クラブ、カフェ、風俗店が集まるエリアです。夜にはライトアップされ、賑やかな雰囲気が漂っています。 しかし、ピガール広場は夜遊びの中心地として知られ、観光地として訪れる際には注意が必要ですし、夜は近づかない方が良いようです。

すぐ近くの、ムーランルージュは歌やダンス、フレンチカンカン、大道芸を組み合わせたショーで有名。また、画家のロートレックがここに通いつめ、踊り子たちをモデルに数々のポスターを描いたことでも有名です。

アトリエ洗濯船跡

ピカソ、ルノワール、モディリアーニら偉大な画家たちがここにアトリエを構えていたという場所。

壁抜け男

モンマルトルの一画に、パリ市民から愛されている一体の彫像があります。 壁を通り抜けようとして、そのまま壁の中に囚われてしまったような奇妙な姿の男。 彼こそが、ミュージカル『壁抜け男』の主人公・デュティユルです。

モンマルトル墓地

モンマルトル墓地は有名な人々の墓がある墓地で、スタンダール、ゴンクール兄弟、アレクサンドル・デュマ、ハイネ、音楽家のベルリオーズ、オッフェンバック、画家のドガ、映画監督のトリュフォー、ニジンスキー、空想社会主義者のシャルル・フーリエ等、多くの有名人が埋葬されています。

熱烈なファンだったら、その人のお墓探しも一興ですが。個人的な感覚ですが、詳細な情報がない限り、半日ぐらい掛かりそうなボリュームです。

ブドウ畑

モンマルトルはかつてぶどう畑で覆われていました。今でも一部が残っており、シャトー・ド・モンマルトルではワイナリーツアーやワインの試飲が楽しめます。 モンマルトルのブドウ畑では、地元のワインが生産されています。エリア内にはワイナリーもあり、そこで地元のワインを試したり購入したりすることができます。

また、パリの観光地としてだけでなく、のんびりとした雰囲気を楽しむためのスポットとしても人気があります。

モンマルトル観光での注意点

観光地では常に盗難に注意が必要です。貴重品やバッグを見失わないようにし、特に人混みの中では慎重に動くようにしましょう。

モンマルトル周辺ではストリートアーティストやパフォーマーが多く活動しています。彼らのパフォーマンスを楽しむ際には、自分の財布や貴重品に十分な注意を払い、意図しないトラブルを避けるようにしましょう。

通りや広場では、アーティストが絵画や手工芸品を販売していることがよくあります。購入を検討する際には、信頼性のある店舗やアーティストから購入するようにし、価格や品質について交渉する前によく考えることが重要です。

特に夏季や休暇シーズンには混雑が予想されます。観光スポットやレストランにおいて待ち時間が発生する可能性があるため、早めの訪問や予約の検討がおすすめです。

プロフィール
ツネジイ
ツネジイ

出身地は、東京ラブストーリーのカンチと同じ愛媛県。自動車会社でサラリーマンをやってました。趣味はサッカーと旅行です。旅行は、現地情報等徹底的に調べてから行きます。調べるのも趣味。見ている方に、行った気持になっていただければと思って書いています。

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