【ポンヌフ(新しい橋)】パリ最古の橋の秘密を解明する旅へ

ポンヌフ 市内

ポン・ヌフを訪れる際の最適なメトロ駅は、3号線の「Pont Neuf」駅です。この駅から徒歩数分でポン・ヌフに到着します。
また、1号線の「Louvre-Rivoli」駅や、4号線の「Cité」駅も比較的近く、便利です。

ポンヌフの歴史

ポン・ヌフ(Pont Neuf)は「新しい橋」という意味ですが、実際にはパリで最も古い石橋です。橋の建設は1587年に始まり、1607年に完成しました。
これは、フランス国王アンリ4世の時代に始められたもので、セーヌ川に架かる最初の橋であり、石造りの橋としては革命的なものでした。

ポン・ヌフは当初からその斬新さで注目されました。従来の橋には家屋や店舗が立ち並んでいたのに対し、ポン・ヌフは歩行者が自由に行き来できる広い歩道を備えていました。

従来の橋は現在はあまりないので想像しにくいですが、イタリアのフィレンツェのヴェッキオ橋がそれで、橋の上に宝石店が並んでいます。


また、橋には数々の彫刻が施され、その中でも特に有名なのは、橋の外壁に配置された72の笑う面(mascarons)です。
これらの面は、それぞれ異なる表情を持ち、橋を訪れる人々を楽しませています。

歴史の中で印象深いエピソード

ポン・ヌフは数々の歴史的な出来事の舞台となりました。例えば、1792年のフランス革命の際、王政廃止のニュースがこの橋の上で発表され、人々はここで集まって歓声を上げました。
また、ナポレオン・ボナパルトは1806年にこの橋を通過し、自らの即位を祝うパレードを行いました。

さらに、20世紀初頭には、ポン・ヌフはパリ市民や観光客にとって重要な交通の要所となり、橋の下を通るセーヌ川を利用したボートツアーが人気となりました。これにより、橋は観光のハイライトとしても知られるようになりました。

現在の様子

現在、ポン・ヌフはパリ市民と観光客にとって欠かせないランドマークとなっています。橋の上からは、セーヌ川を一望でき、エッフェル塔やノートルダム大聖堂など、パリの主要な観光スポットを眺めることができます。
また、橋の両端には、芸術家やパフォーマーが集まり、訪れる人々を楽しませています。

ポン・ヌフの中央部には、アンリ4世の騎馬像があります。この像は、橋の歴史的な重要性を示す象徴的な存在となっています。橋の下には、ボートツアーの乗り場があり、セーヌ川クルーズを楽しむことができます。

周辺の訪れるべき観光スポット

ポン・デザール:ルーヴル美術館とフランス学士院(Institut de France)を結ぶ歩行者専用の橋で、その美しいデザインから「芸術の橋」とも呼ばれています。

ノートルダム大聖堂 :ボンヌフから徒歩圏内の距離にあります。パリで最も有名な観光スポットの一つで、ゴシック様式の建築が特徴です。

サントシャペル: ノートルダム寺院に近いサントシャペルは、ゴシック様式の教会で、美しいステンドグラスで知られています。中世の建築と彩られたステンドグラスは見応えがあります。

コンシェルジュリー: サントシャペルの近くに位置しており、フランス革命時に刑務所として使用されマリー・アントワーネットも幽閉されたた歴史的な建物です。

ルーブル美術館: ルーヴル美術館は、ボンヌフから徒歩圏内に位置しています。世界最大の美術館であり、モナリザやヴィーナス・ド・ミロなどの有名な作品が展示されています。

パレ・ロワイヤル:「王の宮殿」という名が示すとおり、かつての王宮です。その中庭に足を踏み入れると、ルーヴル宮殿の喧騒が嘘のように静か。誰もが散策自由で、パリの中心にあるオアシス的な空間です。

サンジェルマンデプレ教会:その歴史を通じて様々な変遷を経てきましたが、今日でもパリで最も古い教会の一つとして、歴史的・文化的な重要性を持っています。

ドラクロワ美術館:ドラクロワが亡くなるまでの7年間(1857〜1863年)を過ごした自宅兼アトリエがドラクロワ美術館として公開されています。今はルーヴル美術館の一部になって展示も充実されています。

さらに、セーヌ川沿いの散策もおすすめです。川沿いには数多くのカフェやレストランがあり、美味しいフランス料理を楽しむことができます。特に、夕暮れ時のセーヌ川クルーズは、ロマンチックなひとときを過ごすのに最適です。

プロフィール
ツネジイ
ツネジイ

出身地は、東京ラブストーリーのカンチと同じ愛媛県。自動車会社でサラリーマンをやってました。趣味はサッカーと旅行です。旅行は、現地情報等徹底的に調べてから行きます。調べるのも趣味。見ている方に、行った気持になっていただければと思って書いています。

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