【オペラ・ガルニエ】、古い歴史と、贅を尽くしたゴージャスさで、芸術の極致を与える

市内

パリ・オペラ座(Palais Garnier)への最寄りのメトロ駅は「オペラ駅(Opéra)」です。この駅にはメトロ3号線、7号線、8号線が通っており、パリ市内のさまざまなエリアと接続しています。オペラ座は駅から徒歩ですぐの距離にあります。
また、「アーヴル=コーマルタン駅(Havre – Caumartin)」も近くにあり、この駅にはメトロ3号線と9号線が通っています。RER A線の「オーベール駅(Auber)」も近くにあり、こちらも便利なアクセス方法となります。

2024年夏のパリオリンピックのマラソンのコースにパリ・オペラ座が選ばれました。

パリ・オペラ座の歴史

パリ・オペラ座の起源は、ルイ14世の治世下にさかのぼります。1669年、イタリアの舞台監督ジャン=バティスト・リュリが宮廷バレエ団とともに、パリにおける歌劇の発展に寄与しました。その最初の建物は、1671年に完成しました。これはパリのリシュリュー枢機卿広場に位置していました。

ナポレオン3世の発案で、新しい建物はシャルル・ガルニエによってデザインされ、1875年に完成しました。 ガルニエ宮は、パリ・オペラ座が現在も使用しているメインの歌劇場建物です。これは美しい装飾や彫刻で知られ、パリのランドマークとなっています。

パリ・オペラ座は多くの著名な芸術監督を迎え、歴史的な公演や新作の初演が行われています。また、バレエも豊富な歴史を持っており、世界的に有名なバレエ団も活躍しています。

パリ・オペラ座の特徴

そのメイン劇場であるガルニエ宮は、その美しい外観で、豪華で装飾的なスタイルで知られています。 金箔や大理石、彫刻、シャンデリアなど、贅沢な装飾が劇場全体を飾っています。

歌劇やバレエの歴史的な公演や初演の舞台として名高く、多くの名作がここで上演されました。 その豊かな歴史と芸術的伝統は、世界中の舞台芸術愛好者にとって魅力的です。 また、世界的に有名なバレエ団を有しており、バレエの発展に大きな影響を与えています。19世紀には、マリウス・プティパとジルベール・ド・レルジュによって確立された「クラシック・バレエ」がここで発展しました。

また、パリ・オペラ座は歌劇やバレエだけでなく、コンサートや舞台芸術の様々なジャンルを取り入れたプログラムを提供しています。  これらの要素が組み合わさり、パリ・オペラ座は歴史と美学、芸術の革新を結びつけた独自の魅力を持つ世界的な舞台となっています。

パリ・オペラ座の素晴らしい点

外観(Exterior)

この歌劇場は新古典主義の要素やバロック様式のデザインが取り入れられ、複合的で華麗な外観を形成しています。

壮麗な装飾が施された外観は、美しい彫刻やレリーフ、エレガントなバルコニー、アーチなどで彩られています。

これらの飾りは、当時の芸術の粋を凝縮したものであり、建物全体が贅を尽くしたデザインとなっています。

ドーム状の屋根は、銅製の装飾が施されており、美しい緑青色に変化します。これは特有の特徴であり、パリの街並みにおいても目を引く存在となっています。

パリ・オペラ座を、夜景の美しい観光ポイント10に選びました。ぜひ美しい夜景をご覧になって下さい。

内装(Interior)

内部では、大理石や黄金色の装飾が豪華に施されています。階段やロビー、観客席の周りには精巧な装飾が施され、来場者を贅沢な雰囲気に包み込んでいます。

最も印象的な部分の一つは、マルク・シャガールによって描かれた天井画です。これはシャガールの特有のスタイルで描かれたもので、劇場の豪華な雰囲気と対照をなしています。

建物は音響効果にも優れており、歌劇やバレエのパフォーマンスを最高の状態で楽しむことができます。視覚的な演出も重要であり、劇場内の照明や舞台装置も芸術的にデザインされています。

パリオペラ座の近くの観光スポット

パリ・オペラ座周辺には多くの観光スポットがあり、歴史的な名所やショッピングエリアが点在しています。

ルーヴル美術館 : パリ・オペラ座から地下鉄で数駅、または徒歩で行ける距離にあるルーヴル美術館は、世界最大かつ最も有名な美術館の一つです。

シャネル本店:ココ・シャネルが設立したフランスの高級ファッションブランドで、革新的なデザインと高品質で知られています。ここを訪れることは、多くのファッション愛好者にとって夢の一つです。

プランタンデパート:パリの中心部に位置し、観光客にとっても地元の人々にとっても人気のショッピングスポットです。オスマン大通りに面しており、1865年の創業以来、パリのファッションとライフスタイルを牽引する存在として知られています。

ヴァンドーム広場 : ヴァンドーム広場は、エルメスやシャネルなどの高級ブランドが立ち並ぶエリアであり、美しい庭園もあります。広場周辺はショッピングや観光が楽しめるエリアとなっています。

ロンシャン本店:高級皮革製品の代表的なブランドとして世界中で認知されていて、特にそのエレガントで実用的なデザインは、多くの人に支持されています。その本店がサントノレにあります。

マドレーヌ寺院 パリ・オペラ座から徒歩圏内にあるマドレーヌ寺院は、美しいネオクラシック様式の建築が特徴で、内部にも見どころが豊富です。

サンラザール駅 (Gare Saint-Lazare):パリで最も古い鉄道駅の一つで、ノルマンディー地方への主要な出発点です。

オルセー美術館 : オルセー美術館は、セーヌ川の対岸に位置していますが、地下鉄や歩いてアクセス可能です。印象派やポスト印象派の絵画が展示されており、美術鑑賞が楽しめます。 

パレ・ロワイヤル:「王の宮殿」という名が示すとおり、かつての王宮です。その中庭に足を踏み入れると、ルーヴル宮殿の喧騒が嘘のように静か。誰もが散策自由で、パリの中心にあるオアシス的な空間です。

贖罪教会:フランス革命中に処刑されたルイ16世とマリー・アントワネットを追悼するため建てられたものです。彼らが一時的に埋葬されていた場所に建てられました。

 これらのスポットは、パリ・オペラ座を拠点として歩いて観光することができ、パリの魅力を存分に感じることができます。

プロフィール
ツネジイ
ツネジイ

出身地は、東京ラブストーリーのカンチと同じ愛媛県。自動車会社でサラリーマンをやってました。趣味はサッカーと旅行です。旅行は、現地情報等徹底的に調べてから行きます。調べるのも趣味。見ている方に、行った気持になっていただければと思って書いています。

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