印象派の巨匠モネと【オランジュリー美術館】の関係を探る

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パリのオランジェリー美術館の最寄りのメトロ駅は「Concorde」駅です。これはメトロ1号線、8号線、12号線に位置しています。この駅からオランジェリー美術館までは徒歩数分です。

オランジュリー美術館の特徴

オランジュリー美術館が特に有名なのは、クロード・モネの「睡蓮」の連作を展示していることです。 これらの大規模な絵画は円形の部屋に収められ、特有の光と空間の中で鑑賞されることが意図されています。 オランジュリー美術館の建物自体は、ナポレオン3世がチュイルリー宮殿に建てたオランジュリー(植物園やシトラスの木を保護するための建物)を利用しています。  オランジュリー美術館では、アーチ型の天井と自然光が豊富な空間が印象的で、絵画が最良の形で鑑賞できるように工夫されています。 また、クロード・モネ以外に、パブロ・ピカソ、アンリ・マティスなど、印象派およびポスト印象派の著名な芸術家たちの作品を所蔵しています。

オランジュリー美術館の作品群

クロード・モネ/スイレン

「睡蓮シリーズ」8枚の自然の光を取り入れたは展示は、モネの「自分の作品を自然光の中で見せたい」という希望から生まれたものでした。 水の中に浮かぶ花々やその反映、水面の波紋などを通じて、自然の美を新しい視点から捉えています。 光が水面や花に反射し、色彩と形を変える様子が繊細に描かれています。これによって、静かで穏やかな雰囲気が生み出されています。

<高さ2メートル、幅10メートルぐらいで8枚あります。>

<部分的に拡大>

庭にいるセザンヌ夫人/セザンヌ

セザンヌが最も多く描いた人物、それがセザンヌ夫人。 ただセザンヌが彼女を多数回モデルに選んだ理由は、モデルが動くのを嫌っていて、彼女が我慢強く動かないためとか?

ノートルダム寺院/ユトリロ

生粋のパリっ子であるユトリロにとって、モンマルトルの丘の様子やパリ市内の様子を描くことは日常でした。 その一つとして今復興中のノートルダム寺院を描いています。 荘厳なノートルダム寺院が、ユトリロの眼を通して親しみやすいノートルダム寺院になっています。

人形を持つ子供/アンリ・ルソー

この人の絵は不思議な感じがいつもある。うまいか下手かもわかりにくいし・・・ タイトルが子供となっているのですが、よく見ると複雑な感情を持った大人のように見えるし・・・ 複雑な、不思議な魅力にあふれています。(ヘタウマの傑作)

アルルカンとピエロ/アンドレ・ドラン

描かれているのは、イタリアの仮面演劇コンメディア・デッラルテの登場人物、多色格子模様の服のアルルカンと、ひだ襟の白い寛衣のピエロの二人です。 片膝を上げてギターを演奏する彼らは、楽し気なダンスや音楽のイメージとは対照的に、互いに目を合わさず、哀愁が漂う。 荒地での演奏を描くことで、ドランは、伝統的なテーマの中にも独創性を発揮している。

オランジュリー美術館の建物

オランジュリー美術館の建物自体は、ナポレオン3世がチュイルリー宮殿に建てたオランジュリー(植物園やシトラスの木を保護するための建物)を利用しています。

<元の温室の特徴を生かし自然の光をたっぷり>

建物自体も美術的な価値があります。

オランジュリー美術館はいかがでしたか。パリの美術館をまとめた「パリの美術館」がありますので、是非ご覧になって下さい。

オランジュリー美術館のそばにある観光スポットは

チュイルリー庭園: オランジュリー美術館自体がチュイルリー庭園内にあります。庭園は美しい景観と歴史的な要素があり、散策やピクニックが楽しめます。

ルーヴル美術館: ルーヴル美術館はテュイルリー庭園の近くにあり、世界的に有名な美術館です。美術館内には数多くの芸術作品が展示されています。

コンコルド広場: テュイルリー庭園を抜けて歩くと、コンコルド広場に到達します。この広場は広大で、オベリスクや美しい噴水があります。

オルセー美術館: テュイルリー庭園を渡った先には、セーヌ川のほとりにオルセー美術館があります。印象派や後期印象派の作品が展示されています。

グランパレ:その巨大なガラスドームと鉄骨が印象的な大規模で総大な建築物で、不定期に注目を集める美術展が開催されている。

プロフィール
ツネジイ
ツネジイ

出身地は、東京ラブストーリーのカンチと同じ愛媛県。自動車会社でサラリーマンをやってました。趣味はサッカーと旅行です。旅行は、現地情報等徹底的に調べてから行きます。調べるのも趣味。見ている方に、行った気持になっていただければと思って書いています。

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