【オルセー美術館】予約、チケット、見どころ確認!ゴッホ、モネ等の印象派の名画を堪能 

美術館等

パリのオルセー美術館の最寄りのメトロ駅は「Solférino」駅です。これはメトロ12号線に位置しています。また、RER C線の「Musée d’Orsay」駅もすぐ近くにあり、こちらも便利です。

オルセー美術館の概要

オルセー美術館(Musée d’Orsay)は、フランス・パリにある美術館で、19世紀から20世紀初頭までのフランスの美術や彫刻、工芸品を中心に展示しています。 フランスの作品を中心に展示しているということで、ルーヴル美術館とは時代分けしているだけではない存在意義があります。 オルセー美術館は、特に印象派とポスト印象派の作品で知られています。 モネ、マネ、セザンヌ、ゴッホなどの巨匠たちの代表作が展示されており、これらの作品は美術館の主力となっています。 オルセー美術館は、19世紀の芸術と文化を広範囲にわたって網羅しています。 絵画や彫刻だけでなく、家具、写真、工芸品なども展示されており、時代全体の芸術的な発展を理解する上で非常に豊かな情報を提供しています。

建物の歴史的価値

オルセー美術館は、かつては鉄道駅として使われていたギャレリー・ド・パリ・オルレアン駅を改装したものです。 この建物自体が19世紀の建築の傑作であり、美術館としての特異な雰囲気を醸し出しています。

オルセー美術館を徹底ガイド!予約方法から見どころまで

予約方法:スムーズな入館は事前予約がカギ

オルセー美術館は観光シーズンに大変混雑します。公式サイトや認定チケット販売サイトから事前にオンライン予約をしておくと、入館待ちの長い行列を避けられます。スマートフォンで利用できるQRコードチケットも便利です。

チケットの種類と取得方法

一般チケット

18歳以上の大人用で、最も利用される標準的なチケットです。

割引チケット

学生や若者(通常18〜25歳対象)には割引料金が適用される場合があります。

無料入場

・18歳未満

・EU圏の26歳未満

・毎月第一日曜日(全員対象)

取得方法

・公式サイトのオンライン購入

・館内チケット売り場(ただし混雑必至)

・提携旅行サイトやアプリ経由

ミュージアムパスの活用

オルセー美術館は「パリ・ミュージアムパス」に対応しています。このパスがあれば、ルーブル美術館やヴェルサイユ宮殿など約50か所以上の施設に追加料金なしで入館できます。さらに、優先入場口が利用できるため、時間を効率的に使いたい旅行者に最適です。

営業時間と休館日

開館時間:火曜〜日曜 9:30〜18:00

夜間開館:木曜のみ21:45まで

休館日:月曜日、1月1日、5月1日、12月25日
最終入場は閉館の45分前までなので、訪問の際は時間に余裕を持つことをおすすめします。

オルセー美術館の特徴と見どころ

駅舎を改装したユニークな美術館

先ほど説明したように、1900年に建てられた鉄道駅「オルセー駅」を改装して誕生した美術館。ガラス天井から自然光が差し込む広々とした展示空間が魅力です。

世界最大級の印象派コレクション

モネ、ルノワール、ゴッホ、セザンヌ、ゴーギャンなど19世紀の巨匠たちの名作が揃っています。ゴッホの《自画像》やモネの《睡蓮》シリーズは必見です。

写真映えスポット:大時計

館内の大時計越しに眺めるパリ市街は人気の撮影スポット。観光の記念にぜひ訪れたい場所です。

オルセー美術館の作品紹介

オルセー美術館にもたくさんの作品が展示されているが、主な作品と私の趣味で選んだ作品を紹介します。

落穂ひろい/ジャン・フランソワ・ミレー

フランソワ・ミレー(Jean-François Millet)は、19世紀のフランスの画家で、主に田園風景や農民の生活を描いた作品で知られています。 彼の代表作の一つである「落ち穂ひろい」(”The Gleaners”)は、彼の特徴的なスタイルと社会的なメッセージを反映しています。 「落ち穂ひろい」は1857年に制作され、三人の女性が収穫後の畑で残された麦の穂を拾っている様子を描いています。 この絵画は、農民の日常生活をリアルに描きながらも、社会的・経済的な問題にも触れており、ミレーの社会的な関心が反映されています。

笛を吹く少年/マネ

マネは印象主義の運動の中心的な人物の一つで、従来の芸術の慣習に挑戦しました。 彼は物事の印象や瞬間の捉え方に焦点を当て、従来の写実的なスタイルとは異なる視点を提供しました。 マネはブラシのタッチや筆致に工夫を凝らし、絵画表現において新しい手法を模索しました。 これにより、この絵を見るとなんとなく普通の感じですが、独自の芸術的な魅力を持っています。

ヒナゲシ/モネ

モネといえばスイレンなのでしょうが、これからも沢山出てくるはずなので、ひなげしにします。 モネの絵画はしばしば色彩や光の効果に焦点を当て、具体的な対象を描くよりも、その瞬間の印象を捉えようとしました。 彼の特有のスタイルで、柔らかい色合いや光の反射を通じて、花の儚さや風景の美しさを強調している。

オーヴェルの教会/ゴッホ

やはりオルセーといえばこの人、ゴッホでしょう。 ゴッホのオーヴェルの教会は、強い筆致と鮮やかな色使いが特徴的です。 特に、赤や青、緑といった色が際立ち、絵画に力強い印象を与えています。 建物や景色が歪んで描かれ、形態が現実から逸脱していますが、それだけ強烈な印象を受けます。

ローヌ川の星月夜/ゴッホ

水面は濃い青色、街は青と紫色を使ってガス灯は黄色で強烈な色彩を取り入れてなく、どちらかといえば落ち着いた感じを与えている。 またゴッホは風景を独自の視点で描き、しばしば歪んだ形態や奇抜な構図を用いていましたが、独特なタッチはあるが調和が取れているように感じられる。 精神的にはかなり落ち着いた安定した時期の作品なのかな。

ポールマルリーの洪水/シスレー

シスレーは、印象主義の画家で、彼が描いた「ポールマルリーの洪水」は光や色彩の変化、風景の印象的な表現に焦点を当てています。 彼は自然の風景に魅了され、その美しさをキャンバスに捉えて、森、河川、田園地帯など、フランスのさまざまな風景を描いていました。 また、彼の作品には空気感が感じられ、遠くの景色や大気の透明感が絵画に生命を吹き込んでいます。 この絵も洪水という自然の驚異を描きながら、どこかほんのりとした感じを漂わせています。 シスレーは印象派の中では高く評価されていませんが、私は自然に向き合う空気感が好きです。

リンゴとオレンジ/セザンヌ

セザンヌは物体を基本的な形態や幾何学的な形に簡略化することを好みました ただ、この作品ではそれぞれをどこから見ているのか不明で、のちのキュビズムにつながったというのは理解できる。 この作品は、彼の印象主義の前衛的なスタイルや形式への挑戦を通じて、絵画の新しい方向性を示しています。 ただ私は後の時代の山の風景の方が好きです。

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踊るジャンヌ・アブリル/ロートレック

ロートレックは、19世紀末のフランスで活躍したポスト印象派の画家で、特にモンマルトルのナイトライフや劇場のシーンを描いたことで知られています。 彼はダンサーや劇場のシーンを描く際に、躍動感や動きを巧みに捉えました。 彼の作品では、踊り手のエネルギーと情熱が躍動的に表現されています。

蛇使い/アンリ・ルソー

「蛇使い」は、エキゾチックで神秘的な雰囲気を持っています。 絵画に描かれた女性が蛇を使っている様子は、視覚的に興味深く、神秘的な印象を与えます。 ルソーは自己流の技法を用い、伝統的な美術教育を受けていなかったことからくる独自のスタイルが顕著です。 この神秘的な雰囲気が好きで、かなり期待をもって見た絵画の一つであり、期待に応えてくれました。

床削りの人々/カイユボット

ギュスターヴ・カイユボットは、19世紀末のフランスの画家で、印象派の一員として知られています。 建物や通り、人々の生活がリアルかつ独自の視点から描かれています。 彼はしばしば通常の視点から外れた場所や構図を選び、それが彼の作品に新しさと興味深さをもたらしています。 印象派の中では目立ちませんが、好きな画家のひとりです。

考える人/ロダン

オーギュスト・ロダンは、19世紀から20世紀初頭のフランスの彫刻家で、彼の作品は彫刻の新しい方向性を提示しました。 ロダンの作品は、人間の感情や動きを非常にリアルかつ感動的に捉えています。 「考える人」は、彫刻された人物の表情やポーズから、心の中で繰り広げられる深い思索が感じられます。 やはり、ミケランジェロ以来の偉大な彫刻家だと思います。

オルセー美術館はいかがでしたか。パリの美術館をまとめた「パリの美術館」がありますので、是非ご覧になって下さい。

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鑑賞方法のヒント

駅を改装したので割合分かりやすい構造だが、駅というのはこんな場所があったのだという盲点もあるので、お気に入りを見落とさないように。 進み方は上まで上がって、徐々に下に降りていくのか、下から順番に上がっていき、途中のカフェで休んでまた上がるのもいいでしょう。 本当に見どころ一杯の美術館です。

オルセー美術館のそばにある観光スポットは

セーヌ川沿いの散歩: オルセー美術館はセーヌ川のほとりにあります。美しい川岸を歩きながら、エッフェル塔ノートルダム寺院などの有名なランドマークを見ることができます。

チュイルリー庭園: オルセー美術館の近くにある広大な庭園で、散歩やピクニックに最適です。美しい池や彫像があり、季節によっては花が咲き誇ります。

ルーヴル美術館: オルセー美術館からセーヌ川を渡った先にある、世界最大の美術館の一つです。モナリザやヴィーナス・ド・ミロなど、数多くの有名な作品が展示されています。

オランジュリー美術館: その特徴はクロード・モネの「睡蓮」の連作を展示していることです。これらの大規模な絵画は円形の部屋に収められ、特有の光と空間の中で鑑賞されることが意図されています。

サン・ジェルマン・デ・プレ地区: オルセー美術館の周辺には、シャンゼリゼ通りやエッフェル塔といった観光地とは異なる雰囲気のあるエリアがあります。カフェやブティックが立ち並ぶサン・ジェルマン・デ・プレ地区は、歴史的で魅力的なエリアとして知られています。

フランス学士院:フランスの文化と科学の発展を目的として設立され、特に、文学、科学、芸術の分野での優れた業績を評価し、研究と教育を促進してきた。

ル・ボンマルシェ:パリの中心部に位置し、高級品から一般的な商品まで多岐にわたる品揃えを誇っています。最も古い百貨店としての格式を維持しつつも、現代の消費者ニーズに合わせたサービスや商品を提供しています。

コンコルド広場: オルセー美術館の対岸に広がる大きな広場で、オベリスクや噴水があります。歴史的な場所で、パリの中心的なランドマークの一つです。

ルイ・ヴィトン本店:ハイブランドの中でも特別な地位を占めており、またその歴史を強く感じさせる場所がこの本店である。

ノートルダム大聖堂(Cathédrale Notre-Dame de Paris): セーヌ川を渡ったシテ島に位置するノートルダム大聖堂は、ゴシック様式の美しい建築で知られています。歴史的な建築や彫刻、ステンドグラスなどが見所です。現在修復中であり、元の美しい姿をみえる日が待たれます。

サンシュルピス教会: ダヴィンチコードで有名になったが、大規模な教会で、美しい装飾やステンドグラスが堪能できます。

オペラ・ガルニエ: オルセー美術館からセーヌ川を渡り、さらに南のほうにある壮大なオペラハウスです。オペラ・ガルニエは、19世紀に建てられた美しい建築と豪華な内装で知られています。ガイドツアーに参加したり、公演を鑑賞したりすることができます。

ドラクロワ美術館:ドラクロワが、亡くなるまでの7年間(1857〜1863年)を過ごした自宅兼アトリエがドラクロワ美術館として公開されています。

ロダン美術館: アンバリッドから歩いて行ける距離に、有名な彫刻家オーギュスト・ロダンの作品が展示されているロダン美術館があります。

アンバリッド:主に軍事と軍人に関連する歴史的な建造物です。ナポレオンのお墓もあります。

ヴァンドーム広場 : ヴァンドーム広場は、エルメスやシャネルなどの高級ブランドが立ち並ぶエリアであり、美しい庭園もあります。広場周辺はショッピングや観光が楽しめるエリアとなっています。

プロフィール
ツネジイ
ツネジイ

現役時代は自動車会社でサラリーマンをやってました。
趣味は海外旅行で、行く対象は現地情報等徹底的に調べてから行きます。
ブログを立ち上げた理由
パリに行こうと決めてから、1年余りあり、そのタイミングで仕事も終わったので、図書館で毎日パリ関係の本を読んでいました。
その調査と、実際に体験したことを伝えてたいと思いブログを立ち上げました。
読んでいただく方にパリの情報を知らせ、有意義な旅行が出来る助けになればと思っています。まだまだ途中ですが、実際にパリに行って分からないことがあると、このブログで検索すれば、ガイドブックと同じように役に立つようになれば良いと思って情報を増やしたいと思います。

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